2016年に公開された青山剛昌先生原作の「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」。
今作はコナンの中でも人気のある2人、「安室透(バーボン)」と「赤井秀一(ライ)」が登場します。
作中ではこの2人が事あるごとに揉めたり、戦ったりしている様子が描かれていましたね。
黒の組織という共通の敵がいたにもかかわらず、2人が戦っていた理由はなぜなのでしょうか。
今回は、2人の関係性とともに、観覧車の上で戦っていた理由について解説していきます!
そもそも安室透と赤井秀一とは?
安室透(バーボン):公安警察のスパイ
名前:安室透(あむろとおる)
所属:警察庁警備局警備企画課(ゼロ)の公安警察
コードネーム:バーボン
公安警察官の時は本名の降谷零(ふるやれい)として活動しています。
またフリーの探偵、喫茶店ポアロのアルバイト店員としての顔も持ち、その際は安室透と名乗っています。
黒の組織のスパイとして潜入している際のコードネームは「バーボン」と名乗っています。
公安、探偵、黒の組織のスパイと3つの顔をもつ安室。
警察学校では成績トップで、身体能力が高く、観察力や洞察力・推理力もピカイチ。
趣味はボクシングで、愛車はマツダRX-7に乗っています。
また、警察学校の同期に、松田という爆弾処理班のエリート生がおり、親友と呼べる存在でした。
しかし、その松田が事件の爆弾処理中に殉職してしまい、それ以降、車を”マツダ”RX-7に乗っていると噂されています。
赤井秀一(ライ):FBIのスパイ
赤井秀一
FBI捜査官元組織のメンバー『ライ』。ジークンドーの使い手で凄腕のスナイパー。
殺されたことになっており、現在は沖矢昴と名乗り工藤新一邸で住み灰原に何か起きないように監視している。ジンを狙撃した時に使用した銃はL96pic.twitter.com/o66U3Ko6D0— ガンナー・銃紹介bot (@tirunotannperop) April 7, 2020
名前:赤井秀一(あかいしゅういち)
所属:FBIの捜査官
コードネーム:ライ
截拳道(ジークンドー)という武道の達人で、安室同様に高い身体能力を持っています。
またスナイパー(狙撃手)としての能力も高く、「純黒の悪夢」でもその腕前で黒の組織のオスプレイを狙撃するほどの腕前。
赤井も黒の組織に「ライ」というコードネームで潜入しており、その狙撃の腕前から、組織に「銀の弾丸(シルバーブレット)」として恐れられていました。
しかしFBIのキャメル(元カノ)のミスにより組織に身元がバレてしまい、組織から追われる立場となってしまいます。
その後、水無怜奈(キール)を組織に潜入させ、自分が死んだように見せかけることに成功。
現在は大学院生の沖矢昴として工藤邸に居候し、身を隠しています。
以前の愛車はシボレー・C-1500、その後はフォード・マスタングGT500に乗っています。
安室透と赤井秀一の関係性とは?
安室と赤井はもともとライバル?
赤井と安室は、組織時代にお互いの推理力を高く評価しあい、ライバルのような関係でした。
そのため、赤井が死亡したという情報を得た安室について、ジンは次のようなセリフを残しています。
「奴は、赤井が死んだ事を信じようとはしなかった…赤井を殺れるのは自分だけだと息巻いていたから、無理はねぇが…」
赤井の能力の高さを知っていたライバルだったからこそ、赤井の死を信じられなかったようです。
また、黒の組織に潜入していた時に、赤井と安室は一緒に行動することもあり、ライバルであるものの、組織の任務では一緒に動いていたこともある元同僚というわけです。
安室と赤井の過去の因縁は「スコッチの死」
「殺したいほど憎んでいる男が…レフティなだけですから…」安室さんの言葉に込められた想いとは? スコッチの死を巡る、赤井さんとの因縁が明らかになる…!! TVアニメ「裏切りのステージ(後編)」は明日7月22日(土) 18時から!お楽しみに! pic.twitter.com/WhtnE3RXkJ
— 江戸川コナン (@conan_file) July 21, 2017
安室と赤井はライバルとして互いに高め合っている間柄でしたが、ある事件を聞いかけに2人は因縁の仲となってしまいます。
それは、安室、赤井と同様に黒の組織に潜入していた「スコッチ」の死です。
「スコッチ」は本名が諸星景光 (もろふし ひろみつ)で、安室と同じ公安警察の人間でした。
スコッチがまだ生きていた頃、赤井も組織に潜り込んでおり、当時、FBIである赤井と、公安に所属する安室とスコッチは互いの正体を勘ぐりはしつつも知らない状態。
そんなある日、安室が見たものは、壁にもたれて絶命しているスコッチと、その目の前で返り血を浴びた赤井。
「裏切りには制裁をもって答える・・・だったよな?」と安室に赤井は言い放ちます。
公安の仲間を殺された安室は赤井を恨みながらも、安室は、持ち前の観察力で一つの結論に達します
それは、赤井がスコッチに拳銃を渡し、彼に自決の道を選ばせたという事実。
安室は「あれほどの男なら自決させない道をいくらでも選択できた」と憎悪の念を抱くことになるのです。
しかし、真実は全くの別物。
赤井は、公安だとバレたスコッチを組織から逃がすために、いちはやく彼に接触を図っていたのです。
赤井がスコッチにFBIであることを明かし、彼を逃がそうとする算段をつけようとしたまさにそのとき、彼らのいる部屋に向かってくる足音が。
スコッチはその足音を組織の人間のものだと思い、そのまま自決。
しかし足音の正体は、スコッチから「俺が公安だとバレた」と別れのメールを受け取り駆けつけた安室だったのです。
赤井は安室に対して真実は話していません。赤井は安室にことの真相を話さない理由ははっきりとはわかりませんが、安室を気遣った行為であることは間違い無いでしょう。
ただ、そいうった赤井の不器用な優しさこそが、この因縁の原因となっているようです。
安室と赤井が観覧車で戦った理由は?
【純黒の悪夢ネタバレ注意】まとめ3枚目。観覧車からの展開が熱すぎてこの続きはもう一度映画観に行かないと描けない気が…w安室さんのおでこと赤井さんの長い脚に釘付け。 pic.twitter.com/mnCqsbkoAX
— みかど⬆️ (@mioka_a) June 24, 2016
観覧車で2人が対峙した場面、赤井には安室と戦う理由はありません。
特に赤井は黒の組織を狙撃するために観覧車にやってきたため、戦う意思はありませんでした。
それでもあの場面で、2人が闘うことになったのは、安室が一方的に赤井に戦いを挑んだからだと考えられます。
作品の序盤で公安警察はキュラソーの侵入を許し、ノックリストを奪われ、公安の面目は丸つぶれ。
情報を盗まれたことに安室は責任を感じていました。
また、安室はFBI捜査官である赤井に「情報を盗まれた日本の警察なんか信用できない」とはっきり言ったらどうなんだ、と言っています。
このことから、安室は、自分が赤井から卑下されているのではないかと思っていて、そんな気持ちをぶつけるために赤井に向かっていったと考えられます。
または、公安の威信にかけてキュラソーの身柄をFBIに渡さないぞ!という責任感のもと動いていたのかもしれません。
ただ、キュラソーが記憶を取り戻す時にすることではなかったのではないかとは思いました。
しかし、原作やアニメでも人気のある2人の戦いはコナンファンにとってはとても嬉しいものになったのではないでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は、2人の関係性とともに、観覧車の上で戦っていた理由について解説してきました。
過去の因縁が巻き起こす2人の今後の関係性についても気になるところですね!
ただ、黒の組織を潰すとなるとFBI、公安と二人の力は必須になるので、個人的には早いうちに和解して強力なタッグを組んで欲しいですね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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>>【名探偵コナン純黒の悪夢】ノックリストの意味とは?現実に実在するかや登場する諜報機関まとめ
>>【名探偵コナン純黒の悪夢】ノックリストの意味とNOCメンバーやキュラソーについても
コメント
赤井秀一と安室透の関係がわかりました
コメントありがとうございます!
関係性を紐解く内容になっていたのであれば、嬉しい限りです!^^