アイアンマンの単独作品からMCUを支えてきたローディ。
アイアンマン2以降はローディ役の俳優が変更されていました。
そこで今回はアイアンマン2でなぜローディ役の俳優が変わったのかその理由や経緯、新しい俳優について解説していきます!
アイアンマンのローディ役はなぜ変わった?
アイアンマン1のローディ役はテレンス・ハワード
ローディ役がテレンス・ハワードのままだったらどうなってたんだろう。
アベンジャーズの力関係変わりそう。 pic.twitter.com/7aonHT8s1S— peco (@peco0907) March 29, 2016
名前 :テレンス・ハワード(Terrence Howard)
生年月日:1969年3月11日
出身 :アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ
身長 :184cm
代表作 :アイアンマン、クラッシュ、ハッスル&フロウ、フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い、Empire 成功の代償
両親はともにアフリカ系アメリカ人と白人の混血で、母が舞台女優をしていた関係で俳優を志すことになります。
1995年にリチャード・ドレイファスが音楽教師として生徒を導く役でアカデミー主演男優賞にノミネートされた「陽のあたる教室」でデビュー。
その後、レイ・チャールズの伝記映画「Ray/レイ」ではレイ・チャールズと最初にトリオを組む役で楽器の演奏も披露しています。
さらに、ラッパー版ロッキーと言われている「ハッスル&フロウ」での見事なラップと演技でアカデミー主演男優賞にノミネートされるなど活躍している俳優です。
しかし、アイアンマンの降板騒ぎ、3度の離婚の中で妻へのDVなど、報道されることもあり、低迷期が続きました。
その後、2015年から開始されたFOX系列の「Empire 成功の代償」で大手レコード会社「エンパイア」の創業者のルシウス・ライオンを演じ、再び注目を浴びています。
強面であるものの、笑うととてもキュートなテレンス・ハワード。
セクシーな俳優として名前も多く上がることが多い俳優なので、今後の活躍も期待していきたいところです。
ローディ役降板の理由は人間関係が原因?
報道などによると、撮影中の横柄な態度、パフォーマンスが良くなかったといったことが、テレンスが「アイアンマン2」の仕事を失った要因として挙げられています。
製作側からのテレンスへの解雇通達の経緯を見てみると、お金の面や撮影中の態度など、何らかの理由で、ムッとさせてしまったことが理由と考えられそうです。
血の気が多く、自信家と言われるテレンス。
アイアンマンの際には人気の波に乗ってちょっと強引になってしまったところがあったのかもしれません。
ただ、そういうときにクライアントの手綱を引いてくれるのが有能なエージェント。
彼にそんなエージェントが付いて采配を振るっていてくれたら、テレンスはローディの役を失わずにいたのではないでしょうか。
交代の理由はギャラが関係している?
アイアンマン1作目ではまり役だったローディを降板したテレンス・ハワードですが、降板理由について彼自身が次のように語っています。
「ドンとロバート・ダウニー・Jr.はいい相性だ」と語ったハワード。
「もともとスタジオ側は、あの役をドンにやってもらいたいと思ってたみたいなんだけど、エージェントが頑張って僕をねじ込んでくれたんだよ。だから僕はドンに文句を言う気なんて全くないんだ」。
「1作目の出演料は450万ドルだった。でも2作目のとき、「キミがいてもいなくても映画は成功するだろう。今作は800万ドル払うと言ったけど、やっぱり100万ドルで戻ってきてもらうつもりだ」ってスタジオに言われたんだ」。
また、契約上「アイアンマン2」で支払われるべき報酬がロバート・ダウニー・Jr.に回されてしまうといった出来事もありました。
もともとテレンスは3作分の出演契約に同意していたものの、2作目に入る前にスタジオから
「契約金の1/8しか払わない」「2作目は君がいてもいなくても成功する」
と言われたとのこと。
テレンスのエージェントはスタジオ側のこうした要求に「ファック・ユー」と言い放って電話を切ったということも明かしています。
さらに、こういった経緯があったため、テレンスがロバート・ダウニー・Jr.に助けを求め、2日間で38回の留守電メッセージを残すも、返事がなかったことなどから、さらに状況は悪化したようです。
また、世間では制作側と出演料で揉めたとなっていますが、実はスタジオ側がドン・チードルにはじめからやってほしいと依頼していた経緯があったようなのです。
ちなみにテレンスは、自分が「アイアンマン2」をクビになったという事実をインターネットで間接的に知ったとも言われています。
まさに踏んだり蹴ったりで非常にかわいそうだなと思ってしましますね。
個人的には、アイアンマン1のときに、次回作でパワードスーツを着る伏線を残していただけに、テレンス・ハワードがウォーマシンになる姿も見てみたかったなと感じました。
アイアンマン2以降のローディ役について
アイアンマン2以降のローディー役はドン・チードル
個人的にはハルゲントはドン・チードルさんみたいなイメージ pic.twitter.com/csYR93JKI0
— 笛座 (@fetherwan_ss) April 24, 2020
名前:ドン・チードル(Don Cheadle)
生年月日:1964年11月29日
出身:アメリカ合衆国ミズーリ州
身長:172cm
代表作:アイアンマン、アベンジャーズシリーズ、オーシャンズシリーズ、ハウス・オブ・ライズ
アメリカの芸術大学として有名なカリフォルニア芸術大学(カルアーツ)を卒業し、テレビドラマからキャリアをスタートしています。
その後、プロデューサーも務めた「クラッシュ」、さらには同じ年の「ホテル・ルワンダ」でアカデミー主演男優賞にノミネートされた素晴らしい演技で高い評価を得て、その後にテレンス・ハワードに代わり起用された「アイアンマン2」でのローディ役で世界的に知名度を高めました。
ここ数年はアベンジャーズシリーズでの演技が続いていましたが、もともと脇役から主役までこなせる演技派俳優ですので、ローディ役でない姿でスクリーンで観ることも楽しみです。
実はドン・チードルとテレンス・ハワードとは「クラッシュ」での共演経験もあり、もともと友人関係があります。
二人とも、ローディ役の経緯はあるけれど、お互いが友人であることに変化はないとコメントしていますので、確執は無い様子なので安心ですね。
新ローディ役は2時間で決まった?
テレンス(のエージェント)側とスタジオ側が決別したころ、テレンスの代わりにマーベル映画でウォーマシン/ローディ役を演じるというオファーの電話は、「今すぐ決めて欲しい」といった具合でかかってきたようです。
しかし、当人のドン・チードルは、愛娘の7歳の誕生日パーティーの最中。
「10年、12年単位の話じゃないか」と困惑するチードルに、電話の向こうからは「1時間で決めてくれ」「思い切って受けてみては」と急かされたとのこと。
「今、娘の誕生日パーティー中なんです」と言うチードルに対し、スタジオ側は
「じゃ、2時間あげる」と一言。
実際にチードルがアイアンマン2以降に出演しているところから考えると、チードルは人生を変える巨大ユニバースへの参加を娘の誕生日パーティーの最中に決めたということになりますね。
チャンスの女神は前髪しかないと言いますが、本当にわずかの猶予しかないチャンスをチードルはものにしたということなのではないでしょうか。
ちなみにドン・チードルはテレンスとの関係について、「彼と揉めたことはありません」と語っており、2人の友情と契約には関係がないと言っているようです。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はアイアンマン2でなぜローディ役の俳優が変わったのかその理由や経緯、新しい俳優について解説しました。
個人的にはテレンスのローディ役も様になっていて、好きだっただけにアイアンマン2以降の俳優の変更は少しショックでした。
あなたはどう感じたでしょうか?ぜひコメントなどで教えてください^^
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント