【ジュラシックワールド2】登場恐竜の名前や種類まとめ!前作との比較についても

映画・アニメ

2018年に公開された映画「ジュラシックワールド/炎の王国」

2015年の映画「ジュラシック・ワールド」の続編で「ジュラシック・パーク」シリーズの映画第5作目にあたり、作中にはこれまで同様に様々な恐竜達が登場します。

今回は、「ジュラシックワールド/炎の王国」に登場した恐竜の名前や種類、また前作との比較についてあわせて解説します!


肉食恐竜について

インドラプトル

<基本情報>

性別は雌であった多くのクローン恐竜と違い雄で、雄のヴェロキラプトルの遺伝子が色濃く出ているのか頭部や腰、腕に細長い鶏冠が生えています。

ジュラシック・ワールドでの騒動から3年後、逃亡していた遺伝学者ヘンリー・ウーがロックウッド財団の実質的経営者ミルズの助力を得て誕生させたインドミナス・レックスの小型改良版

大型なインドミナスがパワー型であったのに対し、小型でスピード型であるのが特徴的な恐竜です。

体色は白のインドミナスと対になる黒で側面に黄色い線が走り、両足にはヴェロキラプトルと同様の鍵爪があります。
(劇中ではこの鍵爪を人間が机を指で叩くような動作で動かして床を叩く描写がありますが、これは1作目のヴェロキラプトルのオマージュ)。

インドミナス・レックスと同じく次の恐竜の遺伝子も持ちます。

  • ヴェロキラプトル
  • ティラノサウルス
  • ギガノトサウルス
  • カルノタウルス
  • マジュンガトルス
  • ルゴプス
  • テリジノサウルス

インドミナス・レックスがティラノサウルス型だとすると、インドラプトルはヴェロキラプトル型と言われています。

また、身体に対する前肢の長さはテリジノサウルスの遺伝子からかインドミナスやヴェロキラプトルのそれよりも長大で、まるでネコ科猛獣の如く前肢を地面につけて四足で歩行することもあります。

さらにその前肢を使って窓を割らずにわざわざ鍵を開けて侵入するなど非常に繊細な動きまで可能としています。

嗅覚が非常に発達しており、劇中では頻繁に地面を嗅ぎまわりながら獲物を探していた。

反面、視力は嗅覚ほど発達はしていないのか、暗がりで獲物の居場所を把握できなくなって待ちぼうけを食ってしまう描写もあった。

Tレックス(ティラノサウルス)

<基本情報>

白亜紀後期の北アメリカに生息していた大型肉食恐竜で、その体長は平均11メートル、最大で13メートルの個体もいたと言われています。

当時の環境において陸上最大級の捕食者であったとされており、現在においてもティラノサウルス以上の巨体を持つ肉食獣は確認されていません。
(ちなみに海中における最大級の生物は、モササウルスである)

ティラノサウルスは最大で6トンもの咬合力を発揮できたと言われいて、自動車ほどのサイズのあるトリケラトプスやエドモントサウルスの骨肉共々噛み砕き食していたと考えられています。

実際に、ティラノサウルスに捕食されたと思われるトリケラトプスの骨の化石には、骨ごと砕かれて食べられた痕跡が残っています。

また、体長13m、体重12 tの巨体を支えるべく食べる肉の量もずば抜けていて、230kgも腹のなかに収めることが出来たと言われています。

発見された当初はオーバースペックな体格から、弾丸より速く走り獲物を狩っていたという説と、こんなデカブツが走れるわけないからスカベンジャー(死体を食べる動物)という説で争われていて、現在も決着はついていません。

とはいえ腐肉食限定のものにしては噛む力が強すぎることと、骨格や筋肉の量(推定)から、弾丸よりは速くないものの、最大で20km/hぐらいは出ていたと考えられています。

ヴェロキラプトル

<基本情報>

ヴェロキラプトルは、その体の大きさと比べると脳が大きかったため、最も知能の高い恐竜の一種と言われています。

陸での動きは機敏で足が速く群れで狩をするため、ジュラシックシリーズで描かれている通り、恐るべき存在です。

2本脚で動きまわり、その速さは時速64kmとも言われていて、後ろ足のかぎづめなどをつかって戦います。。

作中ではジョン・ハモンドがオーナーを務めるインジェン者の研究から生まれました。

琥珀に閉じ込められた蚊の腹部の血液から恐竜のDNAを採取し、これを解析・復元した上で欠損部位を現生のカエルのDNAで補完し、さらにこれをワニの未受精卵に注入することで再生されてます。

しばし「ラプター」とも呼ばれるヴェロキラプトルはジェラシック・ワールドに生息する恐竜でも最も危険な種の一つと言われています。

その理由は、ラプターは知性が高くズル賢いハンターであるだけでなく、ゲノムが本来のものよりも大きく設計されている事にも原因があります。

ちなみに、今作ではハイブリッド恐竜「インドミナス・ラプトル(インドラプトル)」を生み出すにあたり、ベースとなる恐竜として使用されています。

モササウルス

<基本情報>

海の食物連鎖の頂点に君臨したモササウルスは、あらゆる海洋生物を捕食していて、別名「海のティラノサウルス」とも呼ばれています。

大きく開く二重関節のあごで、プレシオサウルスやホオジロザメなどの獲物を丸呑みするというダイナミックさ。

前作「ジュラシック・ワールド」では、ティラノサウルス&ヴェロキラプトルのブルーの二匹も苦戦したインドミナス・レックスに噛みつき、そのまま水中に引きずり込んでインドミナス・レックスを仕留めるほどの力を持っています。

作中ではインジェン社研究者たちが、2000年8月25日に、最近の発見されたモササウルスの標本からトレース可能なDNA断片を発見。

インジェン社を買収したサイモン・マスラニが建設するジュラシック・ワールドの目玉のひとつとして見事に再生され、パーク内のメインストリート近くのプールで暮らしています。

カルノタウルス

<基本情報>

カルノタウルスは『ジュラシック・パーク』シリーズに登場する肉食恐竜で、シリーズにはロストワールドから参加している古参の恐竜です。

白亜紀後期の南アメリカに生息していた肉食恐竜で、名前の意味は「肉食の牡牛」である。

その名の通り、頭には2本のツノが生えていて、その姿はまさにトカゲの形をした牛。

何故このようなツノが生えているのかは一切謎で、武器にしてはかなり小さいこともあるため、メスの気を惹くためのディスプレイとして使用していた説が現在では濃厚とされています。

また、ツノ以外に目を引くのが、ティラノサウルス以上に短い前足で、一見すると肘と手のひらが一体化していると見間違うほど短かった。

そのため、前足の使い道は特段なかったと考えられていますが、何故か指が4本生えており(ティラノは3本で、内一本はコブのように小さい)肩の骨が発達していたことから可動域が広かったことが分かっている。

何故そこまで腕の可動域が広く動かせるのか、それが生活においてどういう役割を果たしていたのかはツノの使用用途以上に謎となっています。

また、前作「ジュラシック・ワールド」では、ハイブリッド恐竜「インドミナス・レックス」を生み出すために遺伝子が使用された恐竜の1匹になっています。

バリオニクス

<基本情報>

バリオニクスは、ワニのような形の頭と凶暴な爪を持っており、川や湖で魚や時には草食恐竜を捕まえるのに適した体作りになっていることがわかっています。

過去のシリーズにも度々登場しており、「ジュラシック・パーク」ではインジェン社はイスラ・ソルナ島で5匹のバリオニクスを誕生させています。

さらに前作の「ジュラシック・ワールド」で、インジェン社は、マスラニ・グローバル社が手がけるテーマパーク「ジュラシックワールド」のために新しいクローンを製作。

新しいバリオニクスには腕と頭部の後ろに羽毛が生えています。

またそのほかの特徴として、背中、脚、下腹に黄色の縞模様、体全体にライムグリーンの斑点と茶色の斑点があり、尾は縞模様の褐色になっているなどの特徴があります。

プテラノドン

<基本情報>
プテラノドンはジュラシック・ワールド最大の翼竜で、地球上で知られている鳥類の中で最長(翼を広げた時全長は8~10m)といわれています。

主食は魚で水中に潜ることができ、非常に凶暴な性格です。

作中では、イスラ・ソルナ島のラボで再生され、飼育されていて、クローンはオリジナルにはない能力を持ち、後ろ足で物をつかむことができたり、歯も生えていました。

ジュラシック・ワールドのために再生されたプテラノドンはオリジナルに近く、歯がなくなり、メスのタテガミもなくなっていました。

草食恐竜について

ブラキオサウルス

<基本情報>
ブラキオサウルスはその巨大な身体で高い知名度を誇る恐竜です。

Brachiosaurusの名前は「腕とかげ」を意味する合成語で、ブラキオサウルスの上腕骨の信じられない程の高さが由来となっています。

また、ブラキオサウルスは背丈の高い樹木の上端を食べていたと考えられています。

「ジュラシックパーク」では大樹の上で寝ていたハモンドの孫のレックスがブラキオサウルスに気付き、鼻をさすったところ強烈なくしゃみを浴びせられていました。

テーマパーク「ジェラシック・ワールド」では人気アトラクションの一つとなっています。

トリケラトプス

<基本情報>
トリケラトプスは骨でできた大きなフリルと3つの角で知られており、高い人気と知名度と誇る恐竜です。

他の部位と比べると最も目立つトリケラトプスの頭部は、幅が1.2~1.5mにもおよび、見事な3本の角と張り出した盾を備えている。

口の上にある短めの1本と目の上にある長めの2本の角は、敵であるティラノサウルスなどの肉食恐竜との闘いや、交尾儀式にも使われた。

Triceratopsの名前は「三本の角を持つ顔」を意味する合成語で、実際には未証明ではあるが、2010年に「トリケラトプスはトロサウルスの幼生体である」との理論が提唱されています。

作中ではジュラシック・ワールドのために再生されたトリケラトプスは、これまで作られたクローンと同じように茶色の皮膚を持っていました。

特徴的なプレートは黒く、茶色の縞模様があり、大人はガリミムス・バレー、子どもはジェントル・ジャイアンツふれあい動物園で姿を見ることができます。

アパトサウルス

<基本情報>
アパトサウルスは長い首と尻尾をもった恐竜で日本では主に「雷竜」とも呼ばれています。

前作「ジュラシックワールド」では、イノベーションセンターのホロスコープで登場。

パークで起きた事件後も、 イスラ・ヌブラル島に群れで生き残っていました。

体表は暗いブルーグレーの肌色の皮膚に覆われていて、腹部は黄色、顔や首には黄色の縞模様があり、赤いたてがみが特徴的な恐竜です。

ステゴサウルス

<基本情報>

ステゴサウルスは、特徴的な背面のプレートで恐竜の中でも世界的に有名な恐竜の一種です。

近年では、その体積に比べて小さな頭蓋を持つことが注目されていて、背骨に沿って17の骨板、そしてトゲがついた尾があり、これらは主に身を守るために使われていたと考えられています。

また、前足は後足よりも低く、植物を探し回りやすい体の構造になっています。名前は「屋根付きトカゲ」を表す合成語に由来しています。

作中ではインジェン社によってイスラ・ソルナ島のラボで作られ、育てられており、クローンはオリジナルよりも大きいサイズもいて、長い首ではなくなっています。

ジュラシック・ワールドのために再生されたステゴサウルスは、明るいオリーブグリーンと暗い褐色の皮膚を持っており、特徴的なプレートは黒く、茶色の縞模様があります。

白亜紀クルーズ、ジェントル・ジャイアンツふれあい動物園、ガリミムス・バレーで姿を見ることが可能。

スティギモロク

<基本情報>

スティギモロクはトゲがある固い頭部が特徴の堅頭竜に分類されます。

このスティギモロクは同じ堅頭竜類の中で最大の「パキケファロサウルス」によく似た恐竜と言われています。

学者によってはスティギモロクはパキケファロサウルスの成長中の個体である、と考える学者もいるほど現代でもまだ謎に包まれた恐竜です。

頭骨のドーム部分はとても硬く、頭の後ろにはコブだけでなく角のような長い突起があり、ドーム状の頭で頭突き攻撃をしてきます。

ちなみに名前の由来は「地獄から来た悪魔」という意味のようです。

ガリミムス

<基本情報>

ガリミムス白亜紀後期のモンゴル大陸に生息していた草食恐竜で、ダチョウのようなほっそりとした体つきと、スレンダーでたくましい脚が特徴的。

その体の特徴から足はとても速かったと言われており、その速度は時速42kmから56キロまで出せたと言われ、別名「ニワトリモドキ」とも言われています。

ただ、作中のように走り回っていたという証拠は現在のところ確認されていないため、走り回っているという印象は、ジュラシックパークから刷り込まれた固定観念と言えるでしょう。

また、顔は原生生物でいうカモのような形をしており、口元が長く下顎が下にカールしていて、 歯が一切生えていません。

そのため、食事はフラミンゴのように、微生物をろ過して食べる流動食中心だったと言われています。

ジュラシュックワールド1にのみ登場した恐竜

インドミナス・レックス

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<基本情報>
インドミナス・レックスは、「ジュラシックワールド」に登場する架空の、多彩な戦闘能力を持つ大型肉食恐竜。

ティラノサウルスのDNAをベースに、ヴェロキラプトル、アベリサウルス、カルノタウルス、マジュンガサウルス、ルゴプス、ギガノトサウルス、テリジノサウルス等のDNAを加えて遺伝子組み換えによって誕生させたキメラ恐竜です。

「インドミナス」はラテン語で「獰猛不屈・制御不能」を意味しており、名前の通り制御不能のパワーを誇っています。

また、ティラノサウルスを上回る巨体になるようデザインされており、現時点でも全長12mで完全体では無いが、完全に成長すれば15m以上に達するほど。

特徴としては、ティラノサウルスを上回る硬質で特徴的な頭と鋭い角、そして頭から背中に掛けて生える鋭い棘に獰猛な瞳を持っています。

さらに、ヴェロキラプトルの遺伝子から高い知能を受け継ぎ、カモフラージュ能力でカメレオンのように周囲の環境に合わせて体の色も変えることや赤外線放射抑制能力によって赤外線センサーを潜り抜けることが可能。

走る速度は時速48kmにまで達すると言われており、脅威の塊のような存在となっています。

アンキロサウルス

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<基本情報>

アンキロサウルスは「生きた装甲車」とも呼ばれる鎧竜で草食恐竜の一種で名前のAnkylosaurusは「連結したトカゲ」を意味する合成語。

他の草食恐竜とは異なりジュラシックワールド来園者への展示、観覧対象とはされておらず、園外のジャングルの中に4頭が棲息しています。

防衛力が高いものの、肉食動物からの襲撃に対しては逃げる事を最優先とする性質を持っています。

「ジュラシックワールド」では逃げ遅れた1頭が、堂々と肉食恐竜であるインドミナスを相手に交戦。

武器である尻尾の棍棒で攻撃したり、全身の棘で身を守るなどしたがインドミナスには通じず、仰向けにひっくり返され、頭部に嚙みつかれ、そのまま棘が無い首をへし折られてしまいました。

パキケファロサウルス

<基本情報>

パキケファロサウルスは北アメリカに生息していた堅頭竜類に属する恐竜。

約6,500万年前に起きた白亜紀〜古生物が全滅する前に生存していた最後の非鳥類の恐竜で、独特な厚い頭骨で補強されたドーム状の頭蓋を持っています。

その強固な頭蓋により互いの頭を付き合わせて戦うとされていたが、近年ではこの定説は間違いではないかとも言われています。

「ジュラシックワールド」では施設から逃げ出した1頭が麻酔で眠らされた映像が監視カメラに登場する。

Pachycephalosaurusは「分厚い頭のトカゲ」を意味する合成語。

パラサウロロフス

<基本情報>

パラサウロロフスは頭蓋から伸びるトサカと、カモのようなくちばし特徴的な恐竜。

名前は「トサカのあるトカゲ」と言う意味をもつ合成語で、二足歩行と四足歩行を使い分けることが可能で、記憶に残る美しい鳴き声を出します。

イスラ・ソルマ島でインジェン社によって再生され、飼育され、その後成長すると、イスラ・ヌブラル島へ移されブラキオサウルスと同じエリアで暮らしていました。

ディモルフォドン

<基本情報>

ディモルフォドンは、プテラノドン以外では初となる小型翼竜。

プテラノドンのような巨体を持っていませんが、インドミナスによって多くの個体が脱走し、パーク内に取り残された観光客を襲撃しています。

空から獲物を捕らえるのに最適な体型をしていて、先がダイヤモンド型になっている独特の長い尾をふりかざして空を飛んでいます。

名前の由来でもある2種類の歯は主に魚を捕食するために使われている。

翼の長さはオリジナルより1メートル長く1.45m、クローンのプテラノドンのように物体をつかむことができます。

クローンは短時間しか飛べないオリジナルよりも飛行能力も高いのも特徴的です。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、「ジュラシックワールド/炎の王国」に登場した恐竜の名前や種類、また前作との比較についてあわせて解説しました。

様々な恐竜達が登場する「ジュラシックパーク」シリーズ。

続編の公開も楽しみですし、人間界に時はなった恐竜達がどのような物語を作ってくれるのでしょうか。楽しみですね!

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