2010年に公開された映画「借りぐらしのアリエッティ」
小人の少女から見た美しい世界、病を抱えた少年との交流など、さまざまな要素が込められた優れたファンタジー作品です。
この作品で、唯一と言ってもいい悪役が登場します。それは家政婦のおばさん「ハル」
一部では「うざい」「嫌い」という声も上がっています。
その理由はなんなのでしょうか?
また、ハルが執拗に小人を捕まえようとする理由も気になるところです。
そこで今回は、「借りぐらしのアリエッティ」の家政婦おばさんのハルが嫌われる理由となぜ小人を捕まえたのかについて解説していきます!
【借りぐらしのアリエッティ】家政婦おばさんのハルが嫌い!
家政婦のハルとは?
長年住み込みで働いている貞子の屋敷の家政婦で、年齢は65歳。苗字はわかっていません。
愛車の赤い軽自動車の駐車マナーを主人の貞子に度々注意されていました。
また、小人を捕まえようと試みますが、捕獲を一般の鼠捕り業者に依頼しようとするなど思慮の浅い点もしばしば見られます。
実はハルにもモデルとなっている人物がいると言われています。
そのモデルになった人物は実は、ジブリの生みの親、宮崎駿監督。
見た目だけでは想像が出来ませんが、宮崎駿さんがスタジオ内をうろうろしてスタッフに小うるさく文句をつけていた姿をハルに投影したようなのです。
ジブリ内では小うるさいと思われていたと思うと少し意外ですね!
ここからは、なぜ、ハルが嫌い!と言われているのかについて詳しく見ていきます!
顔つきや喋り方がうざい
これは第一印象で、そう思った人も多いはず。
ハルの声優は樹木希林さんが演じているのですが、その喋り方がなんともねちっこい。
The・嫌な家政婦の雰囲気をしっかりと表していて、見ていてなんとなく「うざい」と感じた人も多かったのではないでしょうか?
また、アリエッティ達の家を見つけた際には、まるで進撃の巨人のような怖さまで感じてしまいます。
そう言った表面的な部分でも嫌いとなる人は多いのです。
執拗に小人を捕まえようとする姿が嫌い
ついでにおまけ。「借りぐらしのアリエッティ」よりハルさん。 pic.twitter.com/9t5xO97pKz
— jyajya (@jyajyacompany) July 18, 2014
ハルはなぜか、かなり小人を捉えることに固執していました。
ハルは人間の恐ろしさを植え付けるかのように、小人を捕まえ、アリエッティ達の穏やかな生活を一気に壊していました。
また、アリエッティの母、ホミリーを捕まえたあと、瓶の中に入れて、ラップをして逃さないようにする徹底ぶり。
そんなハルの行動を見て「人間の醜さ」や「傲慢さ」を感じ、嫌いと感じた人も多いでしょう。
家政婦なのに勝手な行動
家政婦という仕事は、もともと家主の家事や頼まれごとを代行して行う仕事。
しかし、作中でハルは少々出しゃばりすぎている印象を受けました。
長年同じ家で家政婦をしているということは、家主からの信頼は厚く、その分家のことを任されることも多くなるのは当然です。
ただ、それにしても、自分が小人を捕まえたいという一心で、家主に断りもなく業者を呼ぶ姿はあまりにも身勝手。
65歳ということで多少年齢のせいもあるかもしれませんが、あまりにも考えが足りない行動に、「うざい」「嫌い」と言った感情を持った人も多いはず。
翔の部屋に鍵をかける小悪感
アリエッティに出てるハルさんがこいつに見えるw#アリエッティ#鬼斬 pic.twitter.com/29XXzb4OF4
— 論外Lapin@リビング (@rongaiLapin) July 18, 2014
ハルは小人を捕まえるのを邪魔されないために、わざわざ翔の部屋に鍵をかけていました。
自分の目的のためなら手段を選ばないその姿は、多くの人を不快にさせたのではないでしょうか?
また、翔は家主である牧家の大切なお客様。
そんな人の部屋に鍵をかけて閉じ込めるとはあってはならない行為なのです。
「泥棒」という言葉を使っている
借りぐらしのアリエッティ
ハルさん(左)=樹木希林何処かで聞いたことある声かと思った pic.twitter.com/zMhzBk2Uvm
— エド@mtg (@EdwardMtg) July 27, 2020
アリエッティ達小人は人間の生活の中から、必要なものを人間達に迷惑がかからない程度で借りて使っていました。
確かに、断りもなく家の食糧や物を借りるのは迷惑なのかもしれませんが、それも規模がかなり小さく。人間に気づかれない程度のこと。
人間も同じように考えれば、自然界のものを無断で借りて使っているんです。
そんな同じような境遇にある小人達に対して「泥棒」と罵る姿に「うざい」と感じた人もいるでしょう。
【借りぐらしのアリエッティ】ハルはなぜ小人を捕まえた?
ハルさんと借りぐらし
躍起になってアリエッティたちを捕まえようとするハルさん、小人を見たことがあると言っていましたが、本当なのでしょうか。
実は、まだ屋敷にお手伝いさんや庭師さんなどたくさん人がいた頃、みんなに「小人を見た!」と言って回ったのに誰も信じてくれなかったという裏設定が pic.twitter.com/WXVhOw73gu— amadeusrecord (@amadeusrecord) July 7, 2017
家政婦のハルは執拗に小人達を捕まえることにこだわっていました。
その理由は何だったのでしょうか?ここからは春が小人を捕まえようとした理由についてお伝えしていきます。
一緒に働いていた同僚が濡れ衣を着せられたから?
ハルは長年屋敷で長年働いていますが、以前は一緒に働いていた同僚がいました。
アリエッティ達小人は、必要なものを人間たちから「借り」をして暮らしていますが、ときにはそれが人間に気づかれることもあります。
実はハルが若い頃、小人が借りていったことで一緒に働いていた同僚が盗んだと疑惑をかけられます。
それをきっかけとして、ハルの同僚は辞めさせられたという過去があったのです。
そのため、ハルは小人を捕まえて人間の物を持ち出していたことを白状させ、同僚の罪を晴らしたかったのかもしれません。
屋敷の奥様にも「泥棒の小人が出た」と言っていましたが、その言葉は過去の経験があったからこそだったんですね。
小人は泥棒だと証明したかったから?
同僚が濡れ衣を着せられてクビになったことで、ハルにとって小人は「ずる賢い盗人」という認識に。
それに対して家主の貞子は小人に対していいイメージを持っていてメルヘンな生き物として捉えています。
ハルにとっては悪者でしかない小人に対して、以前小人のために豪華なドールハウスを作らせたこともよくは思っていないはず。
そのため、小人を捕まえて人間の物を持ち出している事実を貞子に証明したかったのだと思います。
過去に小人を見たことを証明したかったから?
ハルが小人を執拗に捕まえようとするのは、自分が小人を見たことを誰にも信じてもらえなかったからということも理由の一つ。
屋敷には以前、たくさんの人が働いていて、ハルは小人を見たことを皆に報告するも誰も信じてくれなかった過去があります。
その時、悔しい思いをしたハルは、いつか小人を捕まえて本当にいることを証明すると誓っていたのです。
本当のことを言っているのに誰も信じてくれないということは、とても非常に悔しい出来事。
そのため、自分の汚名を晴らす絶好のチャンスだ!と思ったからこそ、なりふり構わず小人を捕まえにいったのではないでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、「借りぐらしのアリエッティ」の家政婦おばさんのハルが嫌われる理由となぜ小人を捕まえたのかについて解説しました!
うざいと思われているハルにも、長年の悔しい思いがあったから、劇中のような行動に移ってしまったんですね。
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※本ページの情報は2021年4月時点のものです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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