2017年に公開に公開された映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」
原作は西岸良平さんの漫画「鎌倉ものがたり」で鎌倉を舞台に、主人公・正和と妻亜紀子が妖怪達と対峙していくファンタジー作品です。
劇中では個性的なキャラクターの1人として「貧乏神」が登場しています。
貧乏神が持っていた茶碗によって、天頭鬼からの追撃から逃れることができました。
あの茶碗の意味はなんだったのでしょうか？
そこで今回は、「DESTINY 鎌倉ものがたり」に登場する貧乏神役の俳優や貧乏神の持ち物について解説します！
【鎌倉ものがたり】貧乏神役の俳優田中泯とは？
まずは、貧乏神役を演じた田中泯さんについて解説していきます！
鎌倉ものがたりの貧乏神とは？
貧乏神は一般的に、取りついた人間やその家族を貧乏にする神のことで、日本では老人で汚い格好をしている表現が多いですね。
本作でも、一般的なイメージの貧乏神が登場していて、一色家に貧乏神がきたとたん、不幸が訪れ、貧乏神本人もかなりひもじい生活をしていました。
しかし、貧乏と言っても、神様であることは変わりありません。
そのため、クライマックスでは思わぬ形で主人公達を助けることになっていました。
ちなみに、映画での貧乏神は少し態度が大きく、図々しい感じで描かれていましたが、原作の貧乏神は控えめでペコペコしているようです。
※原作の貧乏神さんは性格のいい神様ですw #鎌倉ものがたり pic.twitter.com/X0dZ8xkJ2m
— 羅の雲（運休中） (@ranokumo) December 7, 2018
貧乏神役の田中泯とは？
田中 泯 pic.twitter.com/wBuVDG6bhd
— mari♛ (@marisby1029) January 9, 2020
- 名前：田中 泯（たなか みん）
- 生年月日：1945年3月10日（73歳）
- 出生地：東京都
- 身長：180 cm
- 職業：舞踊家
- ジャンル：映画・舞台・オペラ
鎌倉ものがたりで貧乏神役を演じられた田中泯さんは俳優ではなく、舞踊家。
ダンスのために髪の毛や眉毛も含む、体の体毛を全部そり落とすこともあるようで、踊ることへの本気度が伺えます。
また俳優の活動として多くの作品に出演していますが、具体的には次のような作品に出演しています。
【映画】
- 「たそがれ清兵衛」
- 「隠し剣 鬼の爪」
- 「永遠の0」
- 「るろうに剣心」
【ドラマ】
- 「ハゲタカ」
- 「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」
- 「まれ」
俳優として初めて参加された作品「たそがれ清兵衛」（2002年公開）で、
「第48回キネマ旬報賞新人男優賞」、
「第26回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞・新人俳優賞」
も受賞されており、俳優としての実力も一流です。
また、今作の「鎌倉ものがたり」でも、貧乏神が一色家を出ていく際は、舞を踊るようにして去っていました。
その演出は田中さんだからこその演出だったのかもしれませんね。
【鎌倉ものがたり】貧乏神の持ち物・茶碗の意味は？
貧乏神は亜紀子に自分の茶碗を渡していましたが、その意味はなんだったのでしょうか？
その意味について解説していきます！
貧乏神の茶碗の意味は？
#鎌倉ものがたり の貧乏神と交換する茶碗は、「山茶碗」ぽい。わが家のは飛んだりしないけど。 pic.twitter.com/BVBeocqEXy
— 塩澤雄二（編集・ライター／屋号・神楽出版企画） (@shiozawayuji) December 9, 2018
そして鎌倉ものがたりの貧乏神は、自分の持ち物の茶碗を風呂敷の中に入れて大切にしてました。
なぜこの茶碗を大切にしていたのでしょうか？
昔から日本では、「茶碗を箸で叩くと貧乏神が来る」と言われています。
このことから、茶碗は、貧乏神を象徴する、自らを結晶化した「分身」みたいなものとして描かれていたのではないでしょうか？
また劇中の後半では、この貧乏神の茶碗が正和と亜紀子を助けることになります。
亜紀子との無理な結婚を迫る天頭鬼に抵抗する正和。
絶体絶命の際に、現れたのが、貧乏神が持っていたあの茶碗。
天頭鬼はその茶碗に触れることができず、「なぜ神々の道具を人間が持っている」と驚いているようでしたね。
貧乏神がもっていた茶碗はとても貴重な物で、茶碗の存在は妖怪たちにも知られていたようです。
貧乏神が亜紀子に茶碗をあげた理由は？
亜紀子は、貧乏神に対し、「腐っても神様だから」と食事を用意したり、一緒にお茶を飲んでまったりするなど、貧乏神との生活を楽しんでいました。
貧乏神は、嫌われることが多く、亜紀子のように自分に優しくしてくれる存在に出会えて、単純に嬉しかったのでしょう。
優しくしてくれる亜紀子に、感謝の気持ちとして持ち物である茶碗をあげていました。
しかし、亜紀子は、ただでもらうのは申し訳ないと、貧乏神が「きれいな茶碗」と褒めたていた１００円均一で購入した茶碗を代わりにあげます。
貧乏神にとっては、新しい茶碗をくれたことも、とても嬉しかったのではないでしょうか。
その後、貧乏神は、
「ここは居心地よすぎてな。わしのような身の上の者には毒じゃ」
「あんたに幸多からんことを祈っちょるよ」
と言い、去って行きました。
貧乏神に、ここまで言わせる亜紀子は、本当に優しくていい人なんでしょうね！
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、「DESTINY 鎌倉ものがたり」に登場する貧乏神役の俳優や貧乏神の持ち物について解説しました。
貧乏神役の田中泯さんが舞踊家というのは驚きでしたね！
個性的なキャラクターで個人的には好きなキャラクターでした。
「鎌倉ものがたり」について合わせて読みたい記事はこちら！
>>【鎌倉ものがたり】天頭鬼のモデルや声優は？城や亜紀子との出会いについても
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※本ページの情報は2021年4月時点のものです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
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