2019年に公開された映画「パラサイト 半地下の家族」
本作は、韓国の名匠ポン・ジュノ監督による予測不能のジャンル超越エンターテインメント作品となっています。
作中では、個性的な家政婦・ムングァンが登場していました。
キム一家はパク家の豪邸に帰省するため、家政婦のムングァンを陥れ、クビにさせます。
しかし、パク家の母親ヨンギョは家政婦の解雇理由は”結核”ではないものを伝えていたようでした。
彼女はどのように伝えたのでしょうか?
また、解雇された家政婦は戻ってきた際、顔には傷があり、服はボロボロ。
なぜあのような状態だったのでしょうか?
そこで今回は、「パラサイト 半地下の家族」の家政婦がクビになった理由や顔の傷の理由について考察とともに解説します!
パラサイトの家政婦役は誰?
家政婦・ムングァンとは?
ところで「パラサイト」で家政婦が北朝鮮のアナウンサーの真似する場面って、韓国・日本の映画館では笑い起きたんかな?私が行ったロンドンの映画館では私と近くにおった(恐らく)韓国人のお兄さんしか笑ってなかったけど。 pic.twitter.com/MHhzZ6lP6W
— マリー西澤 (@Mary_n_George) February 16, 2020
高台の大豪邸に住むIT企業の社長パク家の家政婦として働くムングァン。
パク家が入居する前の家主の時からこの大豪邸の家政婦として働いていました。
家政婦としての仕事は評価されていましたが、食事を2人分食べることが少々難点。
そこにパク家の息子ダソンの家庭教師としてきたキム家の人たちによって結核であるというウソの証言をされて、解雇に。
その後もある事情があり、再びパク家を訪れたことによって事件に巻き込まれてしまうことになってしまうのです。
家政婦役を演じた女優は?
パク家のこの家政婦役を演じているのは、韓国女優のイ・ジョンウンさんです。
あるときは南道オンマ(タクシー運転手)、またあるときは釜山アジメ(弁護人)、そしてまたあるときは関西の焼肉屋のおばちゃん(焼肉ドラゴン)。ロックミュージカル『地下鉄1号線』にも出てました。ソウル出身のイ・ジョンウン。注目すべき女優さんです。 pic.twitter.com/fZ8IJ5RtS3
— Manchuria7 (@Manchuria7) May 19, 2018
- 名前:イ・ジョンウン(韓: 이 정은 / 李 姃垠)
- 生年月日:1970年1月23日
- 出身地:韓国・ソウル特別市
- 職業:女優
大学卒業した1991年に舞台「真夏の夜の夢」でデビューしています。
2009年の映画「母なる証明」以降ポン・ジュノ監督作品に度々出演し、2017年のNetflix映画『オクジャ/okja』では、オクジャの鳴き声を担当。
2019年に韓国映画初のアカデミー賞受賞作品となった『パラサイト 半地下の家族』で、物語のキーマンとなる家政婦役を演じ、
韓国のアカデミー賞とされる大鐘賞映画祭をはじめ数々の大きな映画賞で助演女優賞を受賞しました。
日本でも2018年に公開された映画「焼肉ドラゴン」に出演し、一家の母親役を演じました。
韓国では長年、映画やドラマのバイプレイヤーとして活躍しているベテラン女優さんです。
【パラサイト半地下の家族】家政婦のクビ理由は?
家政婦を辞めさせられるまでの経緯
キム家の母チュンスクを家政婦としてパク家で働かせ、一家もろともパク家に帰省するために画策する半地下のキム家。
そこで、ターゲットとなったのが、長縁邸宅にすみ続ける家政婦ムングァン。
どうにかしてムングァンをやめさせるために、キム家は画策していたところある情報を入手します。
それは「ムングァンが重度の桃アレルギーであること」
キム家はムングァンに桃の表皮の毛を浴びせて発作を起こさせます。
そして、パク家の妻ヨンギャにムングァンを病院で見かけた時、結核と診断されていたという嘘の証言。
さらに、追い討ちを描けるように、再度桃の毛で発作を起こさせ、チリソースで血に見せかけることで、結核をヨンギャに信じ込ませるのです。
これにより、解雇を決意したヨンギャですが、映画の中では家政婦の解雇理由は”結核”ではないものを伝えていたようです。
ヨンギャは家政婦ムングァンにどのように解雇理由を伝えたのでしょうか?
家政婦を辞めさせた理由は?
家政婦・ムングァンが結核だと思い込んだヨンギャが、本人に伝えた解雇理由は明確にはわかっていません。
ただ、ヨンギョは結核だから解雇とは言わなかったものの、体調が悪いのであれば、休んでくださいと言った形でやんわりと伝えたのではないでしょうか?
長男のギウが紹介で家庭教師として訪問した際も、ヨンギョはギウに対して、直接的ではないものの、比較的ストレートに思いを伝えていました。
そのことから考えると、結核だから解雇と伝えることはなくとも、休んでくださいと伝え、そのまま、解雇にしたという形が自然なのではないかと考えています。
もしくは、韓国はブランド志向、学歴志向、紹介を重んじるコネ社会のため、ヨンギョは架空の高級人材派遣会社を紹介されたから、という理由で解雇理由を伝えたかもしれません。
【パラサイト半地下の家族】顔の傷や怪我の原因は?
ポン・ジュノ監督「パラサイト 半地下の家族」、Blu-rayを買って久々に観る。台風の夜、クビにした家政婦がびしょ濡れになりながら、満面の笑みで何度もインターホンを鳴らすのが怖い。それと映画館でも思ったが長男が神田伯山と松田龍平のミックスに見える。 pic.twitter.com/IcVU4qZiDj
— やんやレコード (@yanya_record) July 3, 2020
キム家の策略により、解雇になってしまったムングァン。
しかし、ダソンの誕生日でパク家はキャンプに出掛けていた日に、家政婦をクビになったムングァンが、ある雨の日の夜に突然パク家を訪れます。
インターホンを押し、カメラに映ったムングァンは服はボロボロで髪はぼさぼさ、しかも顔は傷だらけだったのです。
家政婦でいい給料をもらっていたはずのムングァンはなぜ傷だらけだったのでしょうか?
おそらく、この理由は「夫の借金取りが自宅に取り立てにきて暴力を振るったから」だったのではないかと考えています。
ムングァンの夫は事業に失敗し多額の借金を背負っており、借金取りから身を隠すために地下に住んでおり、その間、借金取りとはあっていません。
しかし、家に帰ってきたムングァンに対し、借金取りはに暴力をふるい、返済を求めたのではないでしょうか。
職を失ったムングァンは払いきれず、暴行を受け、顔には傷が。そして地下に残した夫を助けにきたのかもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、「パラサイト 半地下の家族」の家政婦がクビになった理由や顔の傷の理由について考察とともに解説しました。
「パラサイト 半地下の家族」カンヌパルムドール受賞をしたすばらしい作品であり、家政婦役の
イ・ジョンウンさんの演技にもとてもすばらしかったですね。
伏線がいたるところにあり、何度も見ても面白い映画なので見てみてくださいね!
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※本ページの情報は2021年4月時点のものです。
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