1997年に公開された映画「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」
TVアニメでも人気の青山剛昌先生の『名探偵コナン』の劇場版長編アニメ第1作にあたります。
今作では、米花町で起きる爆破事件に挑むコナンたちの活躍を描いていました。
劇中の山場の一つに電車の速度を60Km以下にすると爆弾が爆発するという仕掛けがありました。
爆弾を予告された新一(コナン)はそのトリックを見破り、東都電鉄は環状線から電車を外すことに成功しました。
しかし、70kmでの路線切り替えは可能なのでしょうか?
また、爆弾の仕掛けについては、ある日本の映画がモデルになっているのではないかと言われています。
そこで今回は、「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」の電車の切り替えが本当に可能なのか、また爆弾事件のモデルとなった映画について解説していきます!
【時計じかけの摩天楼】電車の切替は本当に可能?
電車切り替えまでの経緯
明日は5月3日(憲法記念日)・・
4日がホームズがモリヤーティーとライヘンバッハの滝つぼに落ちた日(工藤新一が毎年忘れる誕生日)で
5日が子どもの日でゴールデンウィーク(GW)であると現在とがっつり重なっているので
「劇場版 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」を見ています。レッツプラスチック爆弾 pic.twitter.com/I80TgyAifg— ユッキーさん@元介護人 (@jokiupmnhy) May 2, 2020
犯人の爆弾予告により、「東都環状線に5つの爆弾を仕掛けた」ことと、午後4時を過ぎてから「列車のスピードが時速60km未満」になると爆発するという条件を聞かされた新一(コナン)。
その後、線路に爆弾が設置されていることに気づいた新一(コナン)は目暮警部を通じて、電車を環状線から外すように指示。
見事全ての電車を環状線から外すことに成功し、爆弾も発見、処理することができました。
しかし、爆弾が爆発しないように、東都電鉄は全車両に”70km”で走行することを命令しており、環状線を外れる時もそのスピードは落とさず、かなりのスピードのまま、切り替えを通過しました。
普通の電車であれば、切り替えポイントで多少減速をして、脱線しないようにしていると考えられます。
実際に、映画のように”70km”で走行したままでも、脱線することなく切り替えポイントを通過することはできるのでしょうか?
電車は70Kmで切り替えても脱線しない?
個人的にアニメコナンの作画で好きなシーンは時計じかけの摩天楼の電車を貨物線に総引き入れするシーンですね。カーブで遠心力によって車体が傾く表現の正確さといい、線路のポイントの描写の美しさといいまさに芸術的です。 pic.twitter.com/8aiMYBr0zH
— すのーまん (@abc_snowma) August 11, 2017
劇中のように実際に”70km”で切り替えポイントを通過した際に、脱線しないのかについて結論からお伝えすると「角度による」というのが答えとなってきます。
現在の電車では、路線の切替器(分岐器)には番数という番号が振り分けられています。
この分岐器の番数は基準線から分岐線が分かれる角度の大小を示すものになっていて、番号が大きくなればなるほど基準線から分岐する際の角度は小さくなります。
つまり、番数が大きくなるほどカーブが緩やかになるので、早い速度でも通過することが可能になるのです。
実際に、上越新幹線と長野新幹線の下り方向の分岐点には38番分岐器と呼ばれる、分岐側でも160km/hで走行できるポイントがあります。
そのため、劇中で通過した”70km”という速度でも通過することは可能です。
ただ、通過した際の角度が映画ではわかりずらかったので、角度によっては脱線してしまうかもしれませんね。
【時計じかけの摩天楼】電車爆弾事件のモデルは新幹線大爆発?
犯人からの予告電話で出された条件として挙げられていたのが、『列車のスピードが時速60km未満』になると爆発するというもの。
実はこの仕掛けのモデルになっているのではないかと言われている作品が映画「新幹線大爆破」
「新幹線大爆破」では爆弾魔から電話があり、「本日東京駅を出発した“ひかり109号”に爆弾を仕掛けた」との予告があります。
さらに、犯人の男いわく、109号に仕掛けられた爆弾は、スピードが時速80キロ以下に減速すると自動的に爆発するというもの。
まさに、コナンの条件と同じような仕掛けです。
しかし、コナンと違うのは、爆弾が新幹線に取り付けられていたこと。
コナンの方では、爆弾は線路の間に取り付けられており、日照時間の関係で爆発する仕組みになっていました。
そのため、厳密にトリックなどが一緒ではありませんが、「新幹線大爆破」が今回の映画のトリックの参考になったのではないかと考えています。
また直接的な関係はないのかもしれませんが、アニメ版のコナンのシリーズ内でも「新幹線大爆破事件」というタイトルの回もあるため何かしらの関係があるのではないでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」の電車の切り替えが本当に可能なのか、また爆弾事件のモデルとなった映画について解説しました!
劇中の”70km”での電車の切り替えについては、切り替えポイントの角度によっては可能であるといえます。
今回の電車の爆弾のシーンのモデルの一つとして映画「新幹線大爆破」があるのではないかと考えられます。
また、名探偵コナンの劇場版シリーズは現在公開されているものは1997年の『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』から2019年の『名探偵コナン 紺青(こんじょう)の拳(フィスト)』までで全23作も!
今ならTSUTAYA TV/DISUCASで実質無料で楽しむことができるので、コナンの劇場版シリーズをもう一度見たいという人にはおすすめです!
2021年には公開が延期になった『名探偵コナン 緋色(ひいろ)の弾丸』も公開されるため、その前に過去作品を復習しておくとより楽しめるかもしれませんね!^^
「名探偵コナン・時計じかけの摩天楼」について合わせて読みたい記事はこちら!
>>【名探偵コナン時計じかけの摩天楼】蘭が赤色のコードを切った訳は?伏線についても
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※本ページの情報は2021年4月時点のものです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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