【ジュラシックパーク】トリケラトプスの病気の原因は植物の中毒？その後についても

1993年に公開された映画「ジュラシックパーク」

今作は化学技術を駆使して現代に復元された恐竜たちによる惨劇を描くパニック映画となっています。

劇中には、その科学技術によって復元された恐竜の中に、トリケラトプスが登場します。

しかし、劇中に登場したトリケラトプスは、病気で倒れていました。

結局映画内では、病気の原因については明らかにされずに終わってしまいましたが、何が原因だったのでしょうか？

また、トリケラトプスはその後どうなったのでしょうか？

そこで今回は、映画「ジュラシックパーク」に登場するトリケラトプスの病気の原因とその後について、考察を交えて解説していきます！

【ジュラシックパーク】トリケラトプスの病気の原因は？

病気の原因は植物による中毒？

ジュラシックパークのトリケラトプス(造形)の横で座るスピルバーグの写真をジョークで投稿したら「生き物を殺害する無慈悲な奴」「動物の楽園に踏み込むクソ野郎」と批判されたらしく世界レベルのアンチは格が違うと思った#ジュラシックワールド#ジュラシック・ワールド炎の王国#金曜ロードSHOW pic.twitter.com/YKitadXsN2

— SAYJOY@えんじょい (@sayjoy_enjoy) July 24, 2020

恐竜ツアーの最中、グラント博士らは、病気で倒れたトリケラトプスを発見。

エリー博士は係員から聞いた症状は次のようになっています。

・平衡障害（体のバランスがうまくとれない症状）
・失見当（記憶の障害/自分の居場所がわからなかったりなど）
・呼吸困難

これらの症状が大体6週間ごとに起こると言っていました。

この症状を聞き、トリケラトプスの瞳孔が開いているのを発見したエリー博士はトリケラトプスの病気の原因を植物による中毒症状と考えます。

その後エリー博士がトリケラトプスのフンから原因になった植物を調べますが、明らかになりませんでした。

結果として、どの植物が原因でトリケラトプスが病気になっていたのかについてはその後も明らかになっていません。

ただ、普段私たちが目にしている観葉植物なども、自分の身を守るための防衛本能として、毒があるものも多いため、その毒に気づかず、草食動物のトリケラトプスは病気にかかってしまったのかもしれません。

恐竜は植物によって弱っていた？

今日フェイスブックで発信したら知らない人が多かったので、滋賀県長浜の海洋堂フィギュアミュージアムに展示中の映画ジュラシックパークに使用されたトリケラトプス。 pic.twitter.com/Qv6FMl5sn0

— 宮脇修一　海洋堂センム (@sennmusann) July 19, 2014

恐竜が絶滅した原因は、隕石が衝突した説などが有名ですが、本当の原因については今のところわかっていないようです。

ただ、隕石衝突による絶滅説意外にも有力な説として上がっているのが、”植物進化説”
（⇨参考：https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20180407-00083674）

この説について簡単に説明すると、白亜紀末に出現した被子植物のアルカロイドが恐竜を絶滅させたのではないかというものです。

被子植物は、キク科やラン科、マメ科、イネ科などの植物の仲間で、雌しべ（子房）の中に種子を包み込んで守るという構造で、それまでの樹木などで多い裸子植物とは生態や生殖の仕組みが大きく違います。

その構造によって、進化の速度も上がり、種類も多様化し、栄養価も高く美味しくなっていくことになります。

そんな栄養価の高い被子植物を草食動物は食べることで繁栄し、同時に肉食恐竜も恩恵にあずかったわけです。

しかし、その食べられていた被子植物は、恐竜からの食害を防ぐため、アルカロイドなどの毒性のある分子化合物を作り出したり、セルロースやタンニンなど消化阻害物質を作り出し、あるいは棘を生やしたり毒を持つ昆虫と共生したりするようになります。

こういった植物の防衛機能が次世代に伝えられていくにつれ、被子植物の毒性や消化阻害能力は次第に強まっていったと考えられているのです。

また、毒とわかれば気づけそうな気もしますが、恐竜はもともと味覚があまり発達していなかったと言われていて、それにより毒性が少ないものを選択できなかったとも言われています。

こうしたことから植物によって恐竜は弱らされていたと考えられているのです。

「ジュラシックパーク」に登場するトリケラトプスも、こう言ったことが原因で弱っていたのかもしれませんね！

【ジュラシックパーク】トリケラトプスのその後は？

トリケラトプスは、復元された際、カエルのDNAが使われなかった珍しい存在であり、ハモンドがパーク造る前に、ヘンリー・ウー博士が最初に造った恐竜と言われています。

トリケラトプスは印象的なシーンはあるものの、劇中ではグラント博士達の前に現れたシーン以降は、姿を見せることはなく、その後のシリーズでも大きな活躍のシーンはあまりありません。（ちょい役はあるようですが。。。）

ちなみに「ジュラシックパーク」に登場したトリケラトプスの個体は全て、島の恐竜一掃計画によって落とされたナパーム弾を食らって死亡したと言われています。

勝手に復元されて、人間のエゴで殺されてしまうというのは少し悲しい気がしますね。

まとめ

いかがだったでしょうか？、映画「ジュラシックパーク」に登場するトリケラトプスの病気の原因とその後について、考察を交えて解説しました！

・トリケラトプスの病気の原因については、エリー博士の見解では植物の中毒が原因

・トリケラトプスの最後は、島の恐竜一掃計画によって落とされたナパーム弾を食らって死亡

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