2016年公開の映画「聲の形」
主人公の石田将也と先天性の聴覚障害を持つ西宮硝子を中心に、不器用な10代の壊れやすい友情や恋愛や人と人との繋がりを描いた作品です。
映画ではお互いに好意を寄せていて、終盤の橋のシーンでは石田が思いを伝えていました。
あのシーンを見ると付き合いそうだと思いますが、実は原作の公式ファンブックによると石田は西宮のことが好きではないのです。
そこで今回は「聲の形」の将也が硝子を好きじゃない理由と硝子の告白や謎の人形の意味について解説します!
【聲の形】石田は西宮を好きじゃない?
将也の告白は贖罪のため?
今更ながら聲の形観てきたけどいい作品やな
欲を言えば西宮と石田が結ばれるed観たかった… pic.twitter.com/UqHDgMlDc9— 優 (@garei_9029) January 14, 2019
将也は飛び降り事件の後、橋の上で硝子と会います。
その時、将也は硝子に対して
「君に生きるのを手伝って欲しい」
と言っていて個人的にはこれは「好き」を意味する告白だと思っていました。
しかしこれは硝子を恋愛対象としての言葉ではなく、別の感情から生まれた言葉だったのです。
飛び降り事件後に硝子と橋の上で会った際、将也が初めて心から謝罪しました。
それに対して硝子の自責の言葉を目の当たりにした時、どうすれば硝子を自責の念の呪縛から解き放てるか、彼女が人間らしく生きるために、呪縛を解く方法はないのかと考えます。
そこで、将也の脳裏に浮かんだのは、再会して橋の上で鯉にエサやりしていたときの彼女の手話
「必要とされることが嬉しい」
人に必要とされることが生きる喜びならば、自分が硝子を必要とする人になればいい。
そう考えて「生きるのを手伝って欲しい」と出てきたのだと思います。
これは将也の贖罪の気持ちもあるかもしれませんが、純粋に一人の人間として硝子のことを想って生まれた言葉なのではないでしょうか。
ですから、石田と西宮の間には恋愛感情はありますが、クライマックス、橋の上での会話に恋愛感情での言葉ではないのかもしれません。
硝子の告白は好きだったから?
ヴィンテージ3周やるとか無駄だろって思ってたけども
聲の形3周目くらいで西宮さんの告白に石田くんが月が綺麗だねって返してるのに気づいたので
無敵になるまでヴィンテージやり続けようとおもいました。 pic.twitter.com/d0Kvhr8Pdc— 光輝源氏 (@hikarunoue_6jou) July 23, 2018
硝子が将也への好意があったかについては、実際に将也に対して「好き」と伝えている(「つき!」と勘違いされましたが)ので、好意があるのは間違いありません。
また、原作で硝子は筆談ノート、握手、手話で、3回も「友達になりたい」と伝えています。
そのため、将也に対して何かしらの思いがあるのは確かです。
さらに、硝子をいじめていた主犯格である将也に対して、殴り合いの喧嘩をするほどの仲なので特別な存在であることは間違いありませんね。
実際にいつ恋愛対象として将也を見始めたかはわかっていません。
ただ、将也は再開後に、硝子に対して、次のような行為を行っています。
- 筆談ノートを拾って、それを5年もたっているのにわざわざ届けにきてくれた
- 将也の側から積極的に「友達になりたい」と手話でアプローチをした
- 西宮母に再度捨てられそうになったノートを躊躇なく川に飛び込んで一緒に探してくれた
- 家出した結絃をかくまい、気遣ってくれた、服も貸してくれた
- 結絃と一緒に夜中に自分を探してくれた
- バカッター投稿などの結絃の悪行を受け止め許してくれた
このような行為を見るたびに徐々に好きになっていったのではないでしょうか。
西宮硝子の告白の理由や人形の意味とは?
硝子は将也に告白する際に、3つの人形のようなものをあげていました。
この人形のようなものにはどう言った意味があったのでしょうか。
そもそも、今回硝子が将也に渡したものは、人形ではなく、ガーデニングピック。
役割としては、再会して友達として付き合いが始まった将也と硝子の二人の間の不器用なコミュんケーションを象徴するものとしての意味があります。
二人はお互いに秘めた想いから、自然な普通のコミュニケーションをとれず、告白でさえ上手くいきません。
「何だろ、これ?」とずっと理解できなかったあのプレゼント正体が硝子の上京を決意して別れるのシーンでやっとわかります。
それまで、二人はお互いに上手にコミュニケーションが取れていなかったからこそ、誤解や不理解を生む場面もありました。
その誤解や不理解がようやく解けて、精神的な距離が近づく、それを気づかせてくれるのが今回硝子が渡したガーデニングピックだったので。
ちなみに、なぜ三つのガーデニング・ピックについては詳細はわかりませんが、おそらく、物自体はなんでもよ買ったのではないかと思います。
要は、将也がもらって「なんじゃこりゃ?」と理解に渡惑うような物で2人のコミュニケーションがうまく取れていないことを表したかったんですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は「聲の形」の将也が硝子を好きじゃない理由と硝子の告白や謎の人形の意味について解説しました。
なかなか思いが伝わらずもどかしい!と感じるシーンもありますが、十代の気持ちの揺れ動きが丁寧に描かれていてとても感動する作品でしたね!
「聲の形」について合わせて読みたい記事はこちら!
>>【聲の形】石田将也と西宮硝子のその後は?結婚や付き合ったのかについても
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※本ページの情報は2021年4月時点のものです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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