2019年に公開された映画「パラサイト 半地下の家族」
本作は、韓国の名匠ポン・ジュノ監督による予測不能のジャンル超越エンターテインメント作品となっています。
作中では、長男のギウが長女のギジョン(ジェシカ先生)を紹介した日、パク家の長女ダヘはギジョンに嫉妬。
そこでギウはダヘを慰めるために
「ジェシカ先生を例えると…バラの花だ。でもダヘは…」
というとノートに何かを書き、2人でにっこり。その後、2人の距離は急接近。
ギウはダヘを何の花だと例えたのでしょうか?
また、その花にはどんな意味があるのでしょうか?
そこで今回は、「パラサイト 半地下の家族」でギウがダヘを何の花に例えたのか、また、花にどんな意味があったのかについて解説していきます!
【パラサイト半地下の家族】ダヘはバラの花ではなく牡丹の花?
ダヘが書いた花は牡丹の花?
パラサイトのダヘのキスシーン普通に韓国語でネット検索したら見つけたわ pic.twitter.com/AUQqCObj6b
— ひみ in関東 (@New17himi) May 25, 2020
「パラサイト 半地下の家族」では長男のギウが長女のギジョン(ジェシカ先生)を紹介した日、パク家の長女ダヘはギジョンに嫉妬。
そこでギウはダヘを慰めるために
「ジェシカ先生を例えると…バラの花だ。でもダヘは…」
というとノートに何かを書き、2人でにっこり。その後、2人の距離は急接近して甘い時間に。
その際、ギウがダヘを例えた花は「牡丹」だと言われています。
なぜ、ギウはダヘのことを牡丹だと例えたのでしょうか?
牡丹の花の意味は?
今日からは七十二候「牡丹華(ぼたんはなさく)」です。
牡丹は中国では「花の王」と呼ばれ、日本でも「高貴」や「王者の風格」といった花言葉をもつ花。そんな牡丹をご紹介します。https://t.co/M8qHrCoC4B pic.twitter.com/UkJ904YWvE
— ウェザーニュース (@wni_jp) April 29, 2020
「牡丹」は日本では牡丹(ぼたん)という名称で知られていますが、中国などでは、「富貴草」「家神」「花王」などと呼ばれています。
その美しさは古から上流階級の人々に愛されてきました。
また、牡丹全般の花言葉には「風格」「富貴」「恥じらい」などがあり、中国などでの花言葉には「王者の風格」といった花言葉もあります。
特に「風格」や「富貴」という花言葉は、牡丹が皇帝を魅了し、深く愛した花だったことに由来していると言われています。
一方バラは「美」や「美貌」など一見いい表現にも見えます。
しかし、美や美貌は一時的には、魅了されるものの、その思いは少しの間だけ。
それに比べ、「風格」や「富貴」という意味を持つ牡丹は、奥ゆかしく、深い深い愛を象徴していたのです。
そんな花に例えられたダヘはにんまり。2人は急接近したということだったのです。
ダヘは男性に依存していた?
家庭内で孤独なダヘ
パラサイトのダヘ役の子あんま韓国人らしくない pic.twitter.com/yNBXWyog1v
— ひみ in関東 (@New17himi) May 25, 2020
両親はやんちゃな弟ダソンに夢中で、母親は言わずもがな、父親もダソンと無線機を使って遊んでいます。
しかし作中で、ダヘと関わっているシーンはほとんどありません。
ダヘが両親と一番多く会話していたのは、ダソンの誕生日キャンプの日。
ダヘは「キャンプに行きたくない。ケビン先生(ギウ)と一緒にいたい」と言います。
しかし両親は「ダソンの誕生日なのに、そんなことを言うなんて!」と、ダヘを責めるような口ぶりでした。
それだけではなく、母親は家政婦に作らせたラーメンを、ダソンか夫に食べさせようと口にします。
ところが二人が食べないと分かると…ダヘの好物にも関わらず、そのまま母ヨンギョは自分1人で食べてしまうのです。
もしかすると、母親は娘の好物を知らなかったかもしれません。
そう考えると、ダヘがなんともかわいそうになリマスし、無意識にないがしろにされることほど、辛いことはありません。
このように、ダヘとダソンへの両親からの扱いには、明らかに差があります。
この「男女格差」「兄弟格差」は、映画のテーマである「経済格差」と重ね合わせるために、意図的に表現されていたのではないでしょうか。
ダヘは男性へ依存していた?
『パラサイト』のダヘ役のチョン・ジソさん、まじ顔がドストライクで好み pic.twitter.com/hH6gsSyblp
— みやざき体育 (@miyazaki_taiiku) January 13, 2020
ダヘは、ギウと早い段階で恋仲になります。
しかし、前任のミニョクも「彼女が大学生になったら結婚する」と、ダヘと恋仲であるかのように話していました。
ミニョクが勝手に勘違いしていた可能性もありますが、恐らく本当にダヘとは良い仲だったのだと思います。
担当する家庭教師とすぐにそういう仲になってしまうのは、ダヘが「魔性の女」だったからという可能性もあります。
しかし、個人的には、家庭内で孤独だったからこそ、自分を大切にしてくれる人物を切望していたのではないかと考えています。
はじめての授業で、ギウに脈拍をとられたときが、ダヘがギウを信頼した瞬間だったのだと思います。
自分のことを気にかけてくれる人が身近にいない状態で、自分の様子に事細かく気づいて、大切にしてくれる。
ある意味、孤独を埋めるために「異性に依存」していたの状態だったのかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、「パラサイト 半地下の家族」でギウがダヘを何の花に例えたのか、また、花にどんな意味があったのかについて解説しました!
ギウがダウを例えた花は「牡丹」
「牡丹」は「風格」や「富貴」という意味で、ダヘが奥ゆかしく、ダヘへの深い愛を表していたんですね。
また、ギウは家庭内での孤立から、男性に依存していた状況だったのではないかと考察しました。
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※本ページの情報は2021年4月時点のものです。
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