絶大な人気を誇る日本のマンガ原作の実写版映画「るろうに剣心(るろ剣)」シリーズ。
史実や実在人物を劇中で登場させ、日本史とも絡めて描くリアルさを兼ね備えながら、派手な必殺技を繰り出したりと少年漫画としての夢をも与えてくれている、素晴らしい漫画作品です。
そんな作中の中で、悪徳商人である武田観柳が登場します。
観柳は金儲けのために「蜘蛛之巣」というものを高荷恵に作らせていました。
「蜘蛛之巣」はアヘンの10倍の依存性があるものと言っていましたが、そもそもアヘンや蜘蛛之巣とはどういうものなのでしょうか?
また、悪徳商人である武田観柳は原作と実写では異なるところもあります。
そこで今回は、「るろうに剣心」に登場するアヘンや蜘蛛之巣の正体や、武田観柳の原作と実写の違いについて解説していきます!
【るろうに剣心】阿片や蜘蛛の巣の正体とは?
阿片(アヘン)とは?
花煙館 ファ・イエン・グアン、男たちが詩と女と阿片を楽しむ快楽の館。papaver somniferum 微睡みの芥子を意味する学名持つこの植物によって人びとは過酷な日々を忘れ快楽に耽った。寝椅子に横になって阿片を吸引する男たちはいつしか骸骨のように痩せ細り、経済を破綻させ、国は破滅に向かった。 pic.twitter.com/1v8SJtpzMB
— 草木のこと (@herecomethewar1) March 14, 2018
阿片(アヘン)とは、芥子(けし)の実から生産される薬物のことです。
不安感をとりのぞく作用がある一方、耐性を形成しやすく、強い嗜癖性、依存性があるため、究極の麻薬のように考えられています。
ただ、芥子の果実から沁みだしてくる乳液から採ったばかりの生阿片(きあへん)には、モルヒネなど多くのアルカロイド類が含まれています。
そのため、現代の医学においても麻酔、催眠、鎮痛などのために欠かすことのできない医薬品の原料となっています。
るろうに剣心の中では阿片は依存性の高い薬物として利用されていたようですね。
蜘蛛の巣とは?
個人的には『チャーリーとチョコレート工場』よりも『武田観柳と阿片工場』の方が好きなんじゃ#kinro pic.twitter.com/LBbXgpxlKw
— 阪本製薬の糸ようじ (@Tsunemi2_kai) November 13, 2015
悪徳商人の武田観柳は、医者で愛人の高荷恵らに命じて、新型アヘン「蜘蛛の巣」を作らせていました。
この「蜘蛛の巣」はこれまでの阿片の10倍の依存性を持つ薬物。
「蜘蛛の巣」を世界中に輸出することによって金を稼ぎ、稼いだ金で武器を買って日本を支配することが観柳の狙いでした。
また、山県有朋や斎藤一は「蜘蛛の巣」の捜査をしており、剣心に捜査の協力をするものの、人斬りとしての仕事を期待されていたため、協力を断っていました。
しかし、結果として剣心が観柳の屋敷に乗り込み、斎藤一の協力も得て観柳を捕らえることになります。
【るろうに剣心】武田観柳が考えていた計画とは?
原作での計画
青、るろ剣の武田観柳みたいにガトリング持ってきたな #BORUTO pic.twitter.com/c29tu9kxX9
— 紅蓮の高咲侑(たかさきゆう)@神様ヨッシー (@narusasu_gamer) January 31, 2021
原作での武田観柳は、表向きは東京で手広く商売をやっている青年実業家。
しかし、裏では新型阿片「蜘蛛之巣」の密売を行い、莫大な利益を得ていた悪徳商人で、ゆくゆくは阿片の密売で得た金を元手に武器商人となり、更に儲けようと企んでいました。
また、本性は狡猾で残忍、部下は金で買える物のように扱い、失敗した者・反発する者に対しては情け容赦のない性格。
「蜘蛛之巣」の製造を一任していた高荷恵が逃走したことを知り、元御庭番衆・頭目である四乃森蒼紫を使役し癋見とひょっとこ、般若を差し向けます。
その後、恵が自らの意志で手中へ戻ると、彼女を取り返しに来た剣心組と対決。
ガトリングガン(回転式機関砲)を持ち出して抹殺をはかるも、御庭番衆の命を懸けた活躍で弾切れ(アニメ版では癋見の螺旋鋲による弾詰まり)に追い込まれ、緋村剣心に叩きのめされて敢え無くお縄となるのです。
実写版での計画
るろ剣実写版の武田観柳は観柳っていうより香川照之だった
怪演すぎて元になったキャラを喰らっていた、すごい pic.twitter.com/iQwVWTvqVy— 565 (@Yasu_56go) February 20, 2016
実写版でも悪徳商人として登場していました。
ただ、原作では金を元手に武器商人となり、金を稼ぐことを目的としていましたが、実写版では、東京の下町を潰して港を作り、阿片で儲けた金で武器を仕入れてクーデターを起こそうと目論んでいました。
また、部下には原作とは違い、初期の段階で、鵜堂刃衛や六人の同志(外印と戌亥番神)がいました。
さらに、原作者はモデルとなった観柳斎が男色家であったことから、観柳にもホモの設定を付けようとしたものの必要ない設定だったことから却下されていたそう。
しかし、映画版では剣心と左之助に対し銃を向け
オレに謝れ。オレにひれ伏せ。
つか脱げ! おめーら全部脱げ!!
全部脱いでオレにひれ伏せ!!」
と発言しており、ホモっぽいセリフも飛び出しています。
ちなみに演じた香川照之さん曰く、このシーンは全部アドリブで、剣心役の佐藤健氏が本当に脱ごうとしたのもアドリブとのこと。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、「るろうに剣心」に登場するアヘンや蜘蛛之巣の正体や、武田観柳の原作と実写の違いについて解説しました!
・阿片は、芥子(けし)の実から生産される薬物で、現代の医学においても麻酔、催眠、鎮痛などの医薬品の原料としても利用されている
・「蜘蛛の巣」はこれまでの阿片の10倍の依存性を持つ薬物で、武田観柳の金儲けのために作られた
・武田観柳は原作と実写で悪徳商人であることは変わりないが、実写では儲けた金でクーデターを起こそうとしていた。
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※本ページの情報は2021年4月時点のものです。
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