2009年に公開された映画「サマーウォーズ」
長野県上田市とインターネット上の世界「OZ」を舞台に、家族と絆の物語が描かれた夏の定番作品となっています。
「サマーウォーズ」では主人公の健二にも匹敵する重要人物である、栄おばあちゃんが登場します。
そんな栄おばあちゃんですが、劇中では、世界が危機に陥った際には、お偉いさんに電話して励ましたりしていましたが、なぜそんなことが簡単にできたのでしょうか?
また、劇中でも印象的な栄おばあちゃんの電話のシーンですが、ネットなどでは”迷惑だったのでは?”との声も上がっているようです。
そこで今回は、映画「サマーウォーズ」に登場する栄おばあちゃんは何者なのか、また電話は迷惑ではなかったのか?という意見などについて解説していきます!
【サマーウォーズ】栄おばあちゃんは何者?
作中で大きな活躍をしてみせた栄おばあちゃんですが、ラブマシーンによる最初の混乱時は、各方面に電話をし叱咤激励するシーンが特に印象的でしたよね。
では、なぜそんな活躍が出来たのか?
まずは、気になる栄おばあちゃんの詳細を書いていきます。
栄おばあちゃんとは?
さて、来週の金曜ロードショーに先んじまして、我らが #サマーウォーズ 真のヒロインである陣内栄おばあちゃんを載せておきます!
皆さん、間違えないでくださいね!
サマーウォーズの真のヒロインは栄ばあちゃんですよ!( •̀ω•́ )✧キリッ
「あんたなら、できる!」
よい台詞です。(´-ω-)ウム pic.twitter.com/exjLVpsijf— AC桜川 (@ACsakura_r) July 9, 2021
栄おばあちゃんこと陣内栄は、代々続く陣内家の16代目当主です。
元は夫である徳衛が前当主だったようですがかなり奔放な人で、陣内家の資産を食い潰したあげく、愛人との間に侘助を作った後本人は亡くなっており、その後栄が当主になったようです。
1920年8月1日生まれで、作中では89歳でしたが今も生きていれば101歳ということになりますね。
気になるのは例の電話のシーンですが、ただのお年寄りがあれほどの人脈を持ち合わせているのは不自然ですよね。
実は、電話の中でも『先生』という言葉が出ている通り若いころは教師をしており、特に教え子には政治関係者が多く、陣内家だけではなく国にまで影響力を持っているのはそういう理由なのです。
それに加え、栄おばあちゃん本人のカリスマ性も合わさって、味方に付ければかなり頼もしい人であることは間違いありませんね。
栄おばあちゃんは元々死ぬ設定じゃなかった?
これはサマーウォーズの栄おばあちゃん一択 #映画で印象に残っている死 pic.twitter.com/Wh6wHxatkx
— 時雨つばき (@SgrTbk) October 26, 2016
劇中でも印象的な栄おばあちゃんですが、映画の終盤に差し掛かるあたりで亡くなってしまいます。
しかし、実は元々死ぬ設定ではなかった、ということを知っていますか?
細田守監督は「子供が見る作品で人を死なせたくない」というような想いがあったようですが、見てわかる通りこのサマーウォーズにおいては栄おばあちゃんの死が物語の重要なターニングポイントになっています。
仲違いして再び家を出ていた侘助が戻ったのも、夏希からの連絡で栄おばあちゃんが亡くなったことを聞かされたからでしたよね。
悲しいことですが、この作品に関しては栄おばあちゃんの死は必要だと判断され、設定が変更になったようです。
それでも、最後のお葬式の場面では陣内家みんなで明るく送り出していて、栄おばあちゃんの遺影の笑顔もとてもすがすがしいものでした。
ここに、細田守監督の「暗くて悲しい最後にしない」というせめてもの気遣いがあるような気がしますね。
【サマーウォーズ】栄おばあちゃんの電話は迷惑だった?
来週の金ローは夏の定番『サマーウォーズ』。
「超迷惑なババアのイタ電」とうちの長男は毛嫌いしてますが、今現実に栄おばあちゃんがいてくれたらなぁ。今オリンピックなんかやってる場合かい!?
そりゃ確かに色々面倒はある。
けど人の命には代えられないだろ! pic.twitter.com/PfTgvGXGxC— きくみこ (@yachiyo9393) July 10, 2021
サマーウォーズでも見せ場のひとつであり「感動した!」と感じる人も多い電話のシーンですが、その電話に関して迷惑では?と感じる人も一定数いるようです。
サマーウォーズのおばあちゃんが電話かけまくって励ますシーン昔は泣くほど好きだったんだけど今みると「普通に仕事中迷惑やろ」と思ってしまうので感性って変わるんだなぁと思ってる
— かいいたソ (@KaiiTaso) December 24, 2020
深町秋生さんのサマーウォーズの評価がおもしろい!→ http://ow.ly/2pOLE 『なぜ陣内家だけで戦おうとするのか』『陣内家以外があまりにもアホに描かれすぎ三國無双の雑魚のよう』『ばあさんの電話は精神論だけで具体的な解決策をいっていないから迷惑なだけ』とすべて納得
— カトウタカユキ (@kako10) August 15, 2010
個人的には「昔は泣くほど好きだった」けど「今見ると普通に仕事中迷惑」という意見は少し納得してしまいました。
あくまで対象は全年齢だとは思いますが、アニメ映画である以上大人より子供がメインの視聴者と考えるなら、サマーウォーズはとてもよくできた作品だと思います。
ただ成長して働くような年齢になると、見る立場が健二や夏希たちではなく、自分と同じ働く大人たち目線になってしまうことによって「忙しい時にこんな電話かかってきたら迷惑だろうな」という感想になってしまうのではないでしょうか。
しかし自分の立場や年齢によって見方や感じ方が変わるというのは映画の醍醐味のひとつなで、サマーウォーズに関しても同じことと言えます。
それでも私個人はネット上で繰り広げられる戦いとの対比として、アナログな人と人の繋がりを感じられる電話のシーンは、みるたび胸が熱くなります。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は、映画「サマーウォーズ」に登場する栄おばあちゃんは何者なのか、また電話は迷惑ではなかったのか?という意見などについて解説しました!
栄おばあちゃんの人脈の広さの謎は、教師という過去の経歴と本人のカリスマ性によるものでしたね。
電話も具体的なアドバイスがないことから一見迷惑ともとれますが、あくまでフィクションと思って楽しむか、とことん現実的につきつめて考察してみるのも面白いですよね。
この記事を読んで、新しい楽しみ方が見つかれば幸いです!
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
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