1987年に日本で公開され、青春映画の傑作としても有名な映画「スタンド・バイ・ミー」
1950年代末のオレゴン州の小さな町キャッスルロックを舞台に、それぞれ心に傷を持った4人の少年たちが好奇心から、線路づたいに“死体探し”の旅に出るという、ひと夏の冒険を描いています。
映画のラストでは、小説家になったゴーディがパソコンに向かって文章を打っていました。
しかし英語だったためわからなかったという人もいたのではないでしょうか?
また、「スタンド・バイ・ミー」は抽象的な描写も多く、わかりずらいと感じるところも多かったのではないでしょうか?
そこで今回は、映画「スタンド・バイ・ミー」の最後の英文と映画で伝えたかったことについて解説していきます!
【スタンドバイミー】最後の英文の和訳は?
最後の英文と和訳
小説家になった大人のゴーディが最後にパソコンに売っていた英文と和訳は次のようになっています。
He was stabbed in the throat.
彼(クリス)は喉を刺されてしまった。He died almost instantly.
彼(クリス)はほ即死だったという。Although I hadn’t seen him in more than ten years, I know I’ll miss him forever.
私は10年以上彼に会っていないが、私は彼(クリス)を永遠に恋しく思うだろう。I never had any friends later on like the ones I had when I was twelve.
12歳の頃のような友達ができたことは一度もありませんでした。Jesus, dose anyone?
神よ、誰でもそうでしょ?
12歳の頃の友達の意味は?
#こどもの日
『スタンド・バイ・ミー』
「あの12歳のときのような友達はもうできない。もう二度と……」 pic.twitter.com/hKyrNzQB5r— レナード (@Leonard_3104) May 5, 2021
感傷的なラストで終わった「スタンド・バイ・ミー」ですが、最後の英文の中で書いていた
”12歳の頃のような友達ができたことは一度もありませんでした。”
という意味の文章。
この文章の意味はどういうものなのでしょうか?
解釈としてはさまざまなものがあると思いますが、個人的な意見としては、
「考え方や価値観が違う友達はできなくなった」
ということを伝えたかったのではないでしょうか?
大人になってくると、趣味・嗜好が似ている人と友達になったり、価値観が同じような人と友達になることが多くなりがちです。
しかし、12歳頃まで(小さい頃)は、ファッションのセンスが違ったり、学校の成績が違ったりと趣味や思考が違う人とも仲良く遊んでいることも多かったはず。
今作の「スタンド・バイ・ミー」についても、ゴーディは頭がよく成績も進学の道へ。
しかし、クリスやテディはタバコを吸ったり、盗みをしたり、銃を所持したりとまさに不良。
そんな普通ではなかなか友達にならない人と友達になることができたのが”12歳の頃”までだったということなのです。
【スタンドバイミー】伝えたいこととは?
友達の大切さ
「スタンド・バイ・ミー」で伝えたかったことの一つとして、「友達の大切さ」があるのではないでしょうか。
普段一緒にバカなことをする友達でも、困った時には一緒に悩んで助けてくれたり、励まし合会えるそんな友達を大切にしようということを伝えているのではないかと考えています。
小学校であれ、大学生や社会人であっても、住む場所や環境が変わってしまうとこれまでいた友達と疎遠になることもしばしばあります。
友達は出来ても、ずっとそばにいて欲しいと思うような友達は多くはありません。
だからこそ、本当の友情が芽生えたと思ったら、”自分からそばにいて大切にする”というのを忘れないでほしいというメッセージがあったのではないでしょうか?
2度と来ない幼い頃の友人関係
上記でも少しお伝えしているのですが、映画では”12歳の頃のような友達ができたことは一度もありませんでした。”ということがラストで紹介されています。
その意味と考えられるのが、「2度と訪れない幼い頃の友人関係」
幼い頃は、好奇心旺盛で、自分にないものを持っている人とは友達になりたいと思うことも多いと思います。
だからこそ、趣味や思考が違う友達をも仲良くなることができ、それによって自分の考え方や今後の人生に影響を与えることもあるのです。
そんな今後の人生に影響を与えてくれる可能性のある幼い頃の友人を大切にして、大人になった今でも感謝するべきだということを伝えているのかもしれません。
未来の選択は変えられる
『スタンド・バイ・ミー』#映画感想
4/5点。とても面白かったです。
原作小説と比べ、テーマが絞り込んであり、ゴーディとクリスの友情の比重が大きくなっている気がします。その結果なのか、ラストで説明される「4人のその後」もまた、小説版と変わっているのが興味深い。
比較考察してみたいです。 pic.twitter.com/3rkhIz9d4w— 片隅千尋 (@Katasumi_chr) August 9, 2020
最後に、「スタンド・バイ・ミー」で伝えたかったこととして「未来の選択は変えられる」ということを伝えたかったのではないでしょうか?
劇中では、ゴーディは小説家になる夢を、クリスは進学コースに行く夢を家庭環境や周りの印象から半ば諦めている描写がありました。
しかし、クリスとゴーディはお互いの才能を認め合い、励まし合うことで周囲の環境という壁を乗り越えることを決意。
最終的には、ゴーディは小説家に、クリスは進学コースに進むことを決め、夢を叶えることができました。
こう言ったことを考えると、「スタンド・バイ・ミー」では未来への選択は変えられるということを伝えたかったのでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は、映画「スタンド・バイ・ミー」の最後の英文と映画で伝えたかったことについて解説しました!
・”12歳の頃のような友達ができたことは一度もありませんでした。”は”考え方や価値観が違う友達はできなくなった”ということを伝えている
・「スタンド・バイ・ミー」で伝えたかったことは、友達の大切さや、未来の選択は変えられるという希望
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>>【スタンドバイミー】原作の違いやその後は?コイントスの伏線についても
>>【スタンドバイミー】テディが父親を尊敬する理由は?その後についても
>>【スタンドバイミー】ゴーディの兄の死因は?埋葬での父親の発言についても
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※本ページの情報は2021年4月時点のものです。
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