2017年公開の「スターウォーズ最後のジェダイ」。
賛否のある映画ですが、この作品で初めて登場したローズ・ティコというキャラには批判的な声が多く、
「ローズはいらない」「嫌い」などさまざまな声がありました。
ローズはエピソード9「スカイウォーカーの夜明け」にも出演することが決まっているキャラクターですが、なぜそれほどローズは嫌われるているのでしょうか?
今回は、一般的な意見とともに、ローズが嫌われる理由を考察していきます!
※ネタバレを含む内容のため、あらかじめご了承ください※
「スターウォーズ最後のジェダイ」ローズはいらない・嫌いと言われる理由を考察
目立った割にあまり活躍していない
ローズがいらない、嫌いという理由のひとつに映画の中であまり活躍していないことがあります。
ローズは「最後のジェダイ」の中で画面に写っている時間はかなり多いです。
勘違いしてフィンに電気ショックを与えるシーンから始まり、フィンと秘密の任務に就いてカジノで栄えてる町カント・バイトに行き、ロックスミス(コードブレーカー)を探すも交通違反で捕まるなど。。。
さらにそこでたまたま出会ったコードブレーカーや少年テミリ・ブラッグの助けを得て牢獄を脱出して、メガ・スター・デストロイヤーの内部に侵入。
メガ・スター・デストロイヤー内部でも捕まったり相手と格闘したりと、登場したり目立つシーンはかなりありました。
しかし、ローズが活躍したかといえばそうでもないんです。
ただ考えてみればそれもそのはずでローズは整備士です。
それなのに秘密の任務について敵地に忍びこみ、敵と戦うなんて無謀もいいところで、活躍できなくて当然です。
それでも観客は目立つばかりで何もできないローズを「役に立たない」「いらない」と感じてしまうのかもしれません。
ローズは整備士なので、その専門知識を生かした活躍の場を与えればよかったと思うのですが・・・
重要な任務に就いて色んな所に行き、目立った割に活躍できなかったことを考えると「いらない」と言われても仕方がないかもしれませんね。
足を引っ張っり、仲間の命を犠牲にした
ローズは活躍していないばかりか、むしろ足を引っ張っていたシーンがありました。
そのシーンとはレジスタンスが石の惑星クレイトの古い基地に陣取り、ファーストオーダーが攻撃を仕掛ける場面です。
もうすぐファーストオーダーのキャノンが発射されようという時、フィンの操るスピーダが自爆覚悟でキャノンに突っ込もうとします。
その瞬間横からローズのスピーダがフィンのスピーダに体当たり。
ふたりとも命はとりとめたものの、危うく取り返しのつかない事態になるところでした。
あの場面でフィンがキャノンに突っ込んで犠牲になってもいいとは思いません。
またローズが仲間の生命を救ったことは称賛に値します。
しかし、ローズは戦いの邪魔をしているんですよね。
これでは彼女の存在意義に疑問を抱く人がいても仕方がないでしょう。
こんな理由からローズは「いらない」「嫌い」という批判につながっているものと思われます
キスシーンや恋愛描写に違和感
前でご紹介した石の惑星クレイトで、ローズのスピーダがフィンのスピーダに突っ込んだあとのシーン。
スピーダを降りて駆け寄ってきたフィンにローズが「これが勝つこと。敵を憎むより愛する人を救う」と言いキスをします。
感動的な場面を演出したかったのだと思いますが、このシーンを見て戸惑ったり、引いてしまったりした観客は多いと思います。
レジスタンスが最後の生き残りをかけて必死に戦っている時に、キスをして愛を告白するなんて場違いと言われても仕方がありません
しかもそれ以前にローズがフィンに惹かれていると感じさせる伏線もなかったため、戸惑う人も多かったと思います。
このローズの空気の読めない行動に対して「嫌い」と考えてしまうのも納得がいきます。
劇中で恋愛を描くこと自体は問題ありませんが、ただもう少し上手な演出があってもよかったのかなと思います。
ローズ役:ケリー・マリー・トランについて
ケリー・マリー・トランについて
名前 :ケリー・マリー・トラン(Kelly Marie Tran 本名:Trần Loan)
生年月日:1989年1月17日
出身地 :カリフォルニア州サンディエゴ
職業 : 女優
ケリー・マリー・トランへの外見や人種への批判も
ローズへの批判は飛び火して、ローズを演じた、ケリー・マリー・トランへの批判もあったようです。
批判の内容としては、「可愛くない」「美しくない」「ブスだ」といった外見についてのものや、人種差別的な批判も多く寄せられたようです。
そんな批判に対して当然彼女も傷つき、このように語っています。
有色人種の女性として生きてきて「私は社会の末端に属していて、みんなの人生において脇役にしかなり得ないんだ」という、とっくに分かっていたことを、そうした言葉の数々が裏付けた
もう捨てたはずだった感情が、そうした言葉によって私の心の奥底から蘇った。
それは周りの子供たちにからかわれることに嫌気がさして、ベトナム語を話すのをやめた9歳の時と同じ感情。
さらに「アジア人でなければよかったのに」と自己嫌悪に陥ったそうです。
ただ、こういった批判に対しては、
私が貴重な機会を与えてもらっているのは理解している。
この経験を世に広めていける数少ない一人だと理解しているし、それがどれだけ大事なことかも理解している。
だから私は絶対に諦めない
このような決意も語っています。非常に強い女性ですね。自身のインスタグラムなどはこの騒動のあと全て投稿を削除したようですが、気にせずに今後も頑張って欲しいですね!
「スカイウォーカーの夜明け」ではローズの違った形の活躍が見られることを期待したいところです。
フィンとローズが実は大切な任務を遂行していた!?
これまで書いてきたように、ローズはあまり活躍していないため、いらないと言われていますが、視点を変えてみると、実は大切な任務を遂行していたのではと思えてきます。
作中では、フィンとローズはカント・バイトで逃走劇を繰り広げ、ファジアー(馬のような生物)を解き放って更に騒動を拡大させるシーンがありました。
これだけ見ると、彼らの行動にあまり意味はないような気がしますが、この騒動手助けをした少年テミリ・ブラッグが、
悪評の多いカント・バイトのシーンを、素晴らしい任務のシーンに変えています。
テミリ・ブラッグは少年であるにもかかわらず労働を強いられており、ファジアーの世話をして日々を送っています。
カント・バイトを訪れる者たちから聞いた話から想像を膨らませ、いつかカント・バイトから抜け出したいと考えていました。
そんな彼の人生は、フィンとローズに出会うことで転機を迎えます。
レジスタンスが本物である確信をようやく得た上に、ローズからレジスタンスの指輪を渡されるのです。
ほんの短いシーンですが、テミリ・ブラッグは物語の終盤にも再度登場します。
そこで彼はフォースらしき力で箒を掴み、天駆けるミレニアム・ファルコンの軌跡を「希望」を宿した目で見つめるのです。
奴隷のように扱われている1人の少年が「希望」を持てたのは、他でもないフィンとローズのおかげです。
こういった絶望を希望に変えることこそ、彼らの使命だったのではないでしょうか。
まとめ
・ローズが嫌われている理由は、あまり活躍していない、足を引っ張っている、キスシーンや恋愛がいらないという理由から
・ローズの役がもととなり、ケリー・マリー・トランの外見や人種に対する批判も上がっていた
・ローズはあまり活躍していないと言われているが、労働に苦悩する少年テミリ・ブラッグに希望を与えている
容姿を批判されるのは女優や俳優の宿命ですから多少は仕方がないにしても、人種まで否定されるのは明らかに行き過ぎです。
ローズが希望を与えた少年テミリ・ブラッグはフォースのような力を使えるようですし、実はかなりすごいことをしていたのかもしれませんね!
エピソード9「スカイウォーカーの夜明け」にも出演することが決まっているので、どういった活躍をしてくれるか楽しみですね!
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※本ページの情報は2021年4月時点のものです。
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