1997年に公開された映画「タイタニック」
若き日のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが出演し、今なお愛される不朽の名作となっています。
劇中では沈没する船の中で最後まで演奏をやめなかった音楽隊たちがいました。
作中でも印象的なシーンですが、実はあの音楽隊は実在していたのです。
そこで今回は、映画「タイタニック」に登場する音楽隊や演奏していた曲名、セリフについて解説していきます!
【タイタニック】音楽隊のシーンは実話だった?
最後まで演奏した音楽家は実在した
今テレビでタイタニック特集してるからまたツイートしてみる。最後まで演奏し続けた音楽隊が実在の人物達なのが自分が1番映画でグッときたポイント#タイタニック pic.twitter.com/HPTqGKbGY7
— HIDE (@HIDE_landscape) January 20, 2021
劇中ではタイタニックが沈む直前まで演奏し続けた音楽隊が登場していました。
実はその音楽隊は実在していて、その音楽隊のメンバーは次のようになっています。
氏名 | 楽器 |
Clarke, John Fred | コントラバス |
Taylor, Percy C. | ピアニスト、チェロ |
Krins, George | ヴィオラ |
Hartley, Wallace Henry(バンドマスター) | ヴァイオリン |
Brailey, W. Theodore | ピアニスト |
Hume, John Law | 第一ヴァイオリン |
Woodward, John Wesley | チェロ |
Bricoux, Roger | チェロ |
この音楽隊は常に8人で演奏していたわけはなく、2つのグループに分かれて演奏していました。
トリオ(三重奏)は、レセプションそばにあったア・ラ・カルテ・レストラン(カフェ・パリジャン)で演奏。
クインテット(五重奏)は一等客室クラスのラウンジ、入り口付近などで演奏していたそうです。
そして、船が沈みゆくとき、彼らはバンドマスターのハートレイの指示によってすこしずつ船体後部へ移動して、沈没するまで演奏を中断しなかったと言われています。
沈没する船の中で恐怖に打ち勝ちながら演奏すること、また船の電気が落ち暗くなる中で演奏することは非常に困難だったに違いないでしょう。
勇敢にも最後まで演奏し続けた8人の音楽隊ですが、残念ながら生還した人は1人もいません。
そして、ホワイト・スター・ライン社は音楽隊を社員として雇用することを避けるために、二等乗客として乗船させていました。
そのため、乗客扱いをされた音楽隊の遺族達は、ホワイトスター・ライン社からはあらゆる殉職手当を拒まれたと言われています。
またバンドマスターのハートレイの遺体が発見、引き上げられた際、彼は自分の胸に堅く楽器を抱いたまま凍り付いていたと言われています。
音楽隊のセリフに感動した人多数!
#お前らガチ泣きしたシーン晒せよ
沈没寸前のタイタニック号で乗客達を落ち着かせる為に最後まで演奏を続けた音楽隊。 pic.twitter.com/76gHtfz9SR— シン・ゴジライアンさん (@555godzilla) December 19, 2019
「タイタニック」に登場していたバンドは、乗客にパニックを起こさせないために、デッキで音楽を演奏するように命じられていました。
しかし、いよいよ沈没が近づいてパニック状態となったデッキでは、もはや誰も音楽を聞いていない状況。
そこでバンドリーダーのハートリーは、解散を宣言し、メンバーは避難しようとします。
バンドのメンバーが去っていこうとするなか、ハートリーが何かを悟ったようにヴァイオリンで「主よ御許に近づかん」の演奏を始めるのです。
その演奏を聞いたバンドのメンバーも戻り、ともに最後の演奏をする。
そして演奏を終えたハートリーの一言。
「諸君。君たちと今夜演奏できたことを光栄に思う」
(Gentlemen. It has been a privilege playing with you tonight.)
このシーンは個人的にも感動するシーンでしたし、ネット上などでも「感動した!」という人が多かったシーンのようです。
BSでタイタニックやるけどあれ見たら便所近くなるからな、後一番感動したのは音楽隊が死を悟りながらも使命を全うしたあのシーンなんだよな()
— 大規模侵攻ロス㊥ (@jinronarikanon) January 10, 2015
タイタニック見たけど
音楽隊の人らの心意気に感動した
それ以外は高い所から落ちた人が
何かに当たってカーンって良い音してたなって
それだけ— えむえむ (@unko_M14) May 29, 2013
【タイタニック】音楽隊の曲名は?
バンドメンバーのハートリーと音楽隊が演奏した曲名は「Nearer, my God, to Thee 主よ御許(みもと)に近づかん」です。
この曲はアメリカの賛美歌で、作曲者は「アメリカ賛美歌の父」といわれるローエル・メーソン(Lowell Mason)。
勇敢な音楽家たちが命を削って音を奏で、現場の人々を勇気づけた事実を、絶対に忘れてはいけないですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、映画「タイタニック」に登場する音楽隊や演奏していた曲名、セリフについて解説しました!
・映画「タイタニック」に登場した音楽隊は実在した
・終盤の「諸君。君たちと今夜演奏できたことを光栄に思う」というセリフに感動する人多数
・最後に音楽隊が演奏していた曲は「Nearer, my God, to Thee 主よ御許(みもと)に近づかん」
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※本ページの情報は2021年4月時点のものです。
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